4月1日から、近鉄電車もようやくピタパ(ICカード)に対応し、東山駅でも利用可能となりました。
ピタパはその不細工なネーミングとは裏腹に、近畿圏でJR以外のすべての私鉄で共通利用が可能であり、しかも、非常に優れた先進的なシステムなのです。
JRのICOCAに代表されるほとんどの交通機関のカードシステムは、チャージと呼ばれる先払いが使用条件です。あらかじめ余分にカネを支払っていないと利用出来ないという極めて利用者軽視のシステムなのです。ピタパは、これらに対して、1ヶ月分まとめて後払いという、通常のクレジットカードと同様のシステムとなっています。利用者の利便性という意味で圧倒的に優れています。しかも、1ヶ月の利用額や回数に応じて最大20%程度の自動割引きまであります。
もちろん交通機関以外にも飲食やショッピングなど、利用範囲をどんどん拡大しているのも特長です。現代では常識のお約束であるポイント付加サービスもあります。
とにかくこれで、使いづらいプリペイドカードや回数券などと縁が切れる事になりました。
JRにも対応しているので、事実上1枚のピタパカードですべての交通機関を利用出来るのですが、残念ながらJRのみはチャージ(先払い)登録が必要となっています。
ただし、チャージさえすれば、ピタパカード 1枚で近畿圏の鉄道をすべて利用出来るので、便利なことこの上ありません。自動チャージシステムなので、先払いの負担も最小限で済みます。