わたしは職場が大阪市都島区にあり、郊外のベッドタウン(死語か!?)である菊美台住宅地から電車通勤しています。当然、朝は時間帯によらず満員電車となるのですが、ここ一ヶ月ほどは、ずっと座って通勤しています。
以前にも紹介しましたが、朝7時台には東山駅からの始発電車が4本あるので、生駒までは問題なく座って行けます。さて、問題はその先ですが・・・
東山駅から大阪市中心部へは生駒駅経由となり、近鉄生駒線の「生駒→鶴橋(JR環状線)」ルートと、近鉄けいはんな線「生駒→長田→大阪市営地下鉄」ルートがあります。(※1)路線イメージが浮かばない人はここを見て下さい。
「生駒→鶴橋」ルートは、ノンストップの快速急行があり、所要時間わずか15分と、時間的には文句なしに便利なのですが、この間は正に文字通りの”通勤地獄”です。
何しろ、奈良発の列車が生駒駅に入って来る時にはすでに立錐の余地もないほどの状態で、そこへ1つのドア当たり10数人以上の人間が無理矢理に押し入って行くわけで、ドアが閉まった後はまったく身動きも出来ないくらいの超過密状態です。体の向きを変える事さえ出来ないんですから。
わたしは菊美台に引っ越してから約2年間、この通勤地獄に耐えて来ました。時間的な利便性を重視していたためです。しかし、今では「長田」ルートでラクラク通勤です。
近鉄けいはんな線では、生駒駅からの始発電車が1本置きにあるので、うまく立ち回れば100%の確率で座って大阪まで移動出来るのです。わたしの場合は”谷町四丁目”まで、約24分間あるのですが、この間座っていられる事はかなり貴重です。
わたしが座って通勤する事にこだわるようになったのは、体力的な問題ではなく、両手と膝が自由になるので、本や雑誌を余裕で読めるためです。手帳にメモをとる事も。
トータルで15分ほど通勤時間が長くなったのですが、かえって好都合です。短時間でも集中して読書出来るという絶好の環境が得られるわけですからね。
(少なくとも朝の)電車で居眠りなどというもったいない事は決してしないのです。行きも帰りも座っている人の半数以上が、居眠りしているのが不思議で仕方ありません。
普通の人間は、ただでさえ人生の三分の一は眠っているというのに、更に通勤時間の往復二時間の間も眠りたいなんて、考えられません。仮に30年間通勤するとして、その二時間を眠って過ごすという事は、実に7000時間以上も無駄に過ごす事になるのですぞ。
そんなわけで、出勤時は主にビジネス関係の書籍や雑誌を読んでます。その間「公私のスイッチがスムーズに切り替わる」効果もあります。
帰路は、アタマや目が疲れている事も多いのでもっぱら iPodで音楽を楽しんでます。よほどの事(※2)がなければ、帰りの電車でも居眠りはしませんね。
ちなみに、帰路は「鶴橋→生駒」ルートも時々利用してます。時間帯によっては「長田」ルートより20分以上も短縮出来るためです。このように都合に応じて通勤ルートを使い分けできるのは、ピタパのおかげです。また、鶴橋駅では”御座候“が手軽に買える事もポイントです。良質な小豆あんのたっぷり詰まった饅頭で、これは本当に美味しいです。月に二・三回程度買って帰りますが、いつも家族に大好評なのです。生駒でも店があるのですが、こちらは改札を出なければばならないので、どうしても足が向きません。
※1 大阪市南部へは王寺駅経由のルートもありますが、ここでは除外
※2 泥酔など(^^;)