平群町の実質増税計画

6月20日、菊美台集会所において「ごみ減量に向けて」というふれこみの説明会が行われた。
主催者は平群町・説明員は役場の関係職員である。出席者は約100名くらい。
しかし、内容はタイトル通りの趣旨ではなく「ゴミ袋有料化を検討中」というものであった。
配られた資料も、料金や実施方法にまで言及している非常に具体的な内容であった。
平群町は、全国平均よりもゴミ排出量が10数パーセント多く、中でも菊美台が突出して多いというデータも発表されていた。
ひととおり説明が終わって質疑に入ったが、生活に直結するテーマでもあるので、みんなどんな事を訊くのかなと静観していたら、最初に鋭い質問があった。
「”識者による審議会から、有料化すればゴミを減らせるという結論が出たので有料化を検討中”という説明であったが、これだけでは分かりづらいので具体的に説明してもらいたい」という至極まっとうな質問であったが、案の定主催者側はしどろもどろとなり、少しも具体的でない資料を繰り返し読み返すばかりであった。(^_^;)
のらりくらりとかわしながら、こうゆう時に回答側が逃げを打つ常套手段である「他にご質問は ?」で、質問者もそれ以上は追求の姿勢を見せず、何とか切り抜けられてしまった。
他にも割と活発に質問は出ていたが、自分としてはどうでも良い内容ばかりで、最初の質問にまともに答えていない事を見逃すわけには行かないので、最後にイジワル質問をしてみた。
1.”検討中”と言ってる割には、資料には具体的な実施方法が書かれているので、もう既定路線なのではないか ? それならタイトルは、正直に”ゴミ袋有料化に向けて”にすべきである
2.”審議会の答申によって有料化すべきであると判断した”では、まるで説明になっていない。エライ方たちが出した回答なのだから、具体的な説得力のあるデータが存在するはずである。それをきちんと説明しないのなら納得出来ない。”有料化したけど効果はなかった”では、単なる増税ではないか ?
質問には意外と(?)誠意ある回答をもらった。
1.たしかにそのようにすべきだったかもしれない。反省材料とします。
2.データはちゃんとあります。ひとつの例として、隣の斑鳩町では20%減という効果がありました。
きちんと回答が返ってきたので、この場はおとなしく引き下がりました。
・・・つづく

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