実は「サッキーズ・サーキット」に出かけた目的は、コース走行というよりも、パーツ購入のためであった。
スロットカーは”子供のおもちゃ”ではなく、”大人のホビー”なので、パーツの種類が数多くありしかも高価である。
所有するスロットカーの数台が、タイヤの経年劣化によって走行不能になったため補充交換の必要が生じたのであるが、身近に相談できる相手がいないため、とりあえず店主のアドバイスを求めに行ったわけ。
さて、ブログを見てる人はスロットカーなんて知らない人が殆どと思われるので一応説明しておく。
鉄道模型と同じ方式で、コース(道路)に埋め込んだ二本のレールから電気を供給してモーターを高速で回転させてタイヤを回し、速度を調整しながらコースを駆け抜けてレースを楽しむ遊びである。
・・・などと書いても、文章ではとても説明できません。どんなものかは、一目瞭然で下の写真のとおり。
知ってる人は知ってるし、知らない人はまったく知らないというマイナーな趣味。
スロットカーなんて、どうみても”子供のおもちゃ”なのに、”大人のホビー”である事の証明は写真一枚で十分。
どうです、このリアルさ。見えない部分も含め細部まで手を抜かない徹底的な”作り込み”により、走行せずとも高級な精密模型としての品質を保っている。
もちろん、そのために非常に高価である事はいうまでもない。ツルツルになってしまった後輪タイヤの交換の必要があったのだが、タイヤのみではなく後輪パーツ全部を交換するのがベターとサッキー店主に勧められて、素直に従った。
ボディを外すと、こんなシンプルな構造 | シャーシ前端の”ガイドブラシ”から給電 |
後輪一式を交換した(交換後) | 交換に使用したパーツ (組んであるのは交換前のもの) |
さて、気になるパーツのお値段は、右下の写真の四点セットで約2,500円でありました。直径20mmほどの紫色の”スパーギヤ”一枚だけでも約1,000円。
高いか安いかといえば、そりゃもう「目玉が飛び出るほどに高い」というのが一般人のフツーの感覚。「高くてもったいない」とは考えないのがホビーの世界。別にサッキーさんがぼったくってるわけではなく、相場のお値段なのです。
で、パーツを交換してどうなったかというと、まったく別物のようなスムーズな走行をするようになった。元々の樹脂製のギヤが精密な金属製に変わった事とタイヤのグリップ能力が格段に向上したためである。劣化したパーツの交換にとどまらず、高性能パーツにする事でクルマそのものの性能向上にもなったわけ。
とはいえ、それならパーツ代など安いものだとはやはり思わない。(´Д`)
今の四分の一か五分の一程度が適正価格だと考えるが、そこは需要と供給バランスの世界。飛躍的に普及しないとムリなのも明白。ま、ぼちぼちとメンテナンスを進めるとしよう。
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