最後の桜は「造幣局」で

今さら説明の必要も何もない、関西人なら誰でも知っているであろう「造幣局の桜の通り抜け」。
今年は精力的に桜花見を楽しんで、やや食傷気味ではある。先週は奈良県随一とされる吉野神宮にも出かけたのだが、桜の開花は既にピークを過ぎていたようで大した写真も撮れず、記事ネタにはしなかった。
それでは今回は大した写真が撮れたのかというと、あまり変わらないのだが。(;`ー´)
たまには夜景をと「夜桜撮影」という大命題をもって出撃したのである。
自分と写真の師匠には、夜の写真をほとんど撮らないという共通点がある。
いや、正確には、人並み以上に大変寝付きが良いため「撮りたくても撮れない」だけなのだが・・・。

しかし、何しろ造幣局は職場からはゆっくり歩いて徒歩20分程度という絶好のロケーションという事もあり、ちょいと気合を入れなおし、早々に退社してのんびりペースで出かけた。これぞ”花の金曜日”や。( ´ー`)

入り口である「南門」までずらりと露天が立ち並び、いやがうえにも「年に一度の」という雰囲気が高まる。

ふらふらと店をながめながら20分ほどかかって南門に到着。時は18時10分くらい。まだまだ明るいし、思っていたほどの人出でもないなとつぶやきつつ、ふと振り返ると・・・
地下鉄天満駅方面からけっこう続々とやって来ている。団体さんもいくつか集合中。
時間はたっぷりあるし、とりあえず、入ってみようか。


意外にも、”立ち止まるな”とか”飲食禁止”などの看板があちこちにあっても、”三脚使用禁止”の看板は一枚もなかったのだが、そんな不心得者はいなかった。もちろん自分も持参してません。

日陰に入るとそれなりに暗さを感じる時刻になりつつある。月を明るく撮りたかったので、こんな感じになった。
せっかくの桜が暗くなっているが、この方が見たままのイメージに近い。ま、明るいのはいくらでも撮れるし。
やたらと難解な名前を付けられているが、名札なしで見分けのつく人はどれだけいるのだろうか。( ´ー`)


本日唯一の「カメラ女子」発見。というより、この日はでっかい一眼カメラを携えている人は案外少なかった。桜の名所といえど、きれいに咲き誇っている場所は案外と限られているので、そこではお決まりのケイタイ・スマートフォンカメラでの大撮影会。警備員の「立ち止まらないで」コールは何の効果もなし。( ´ー`)
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それにしても、コンデジを持っている人が本当に少ない事にあらためておどろかされるな。
※ここから数枚は拡大写真ありです
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よし、キマった。「今回のベストショット」と自画自賛。
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咲き誇る満開の桜。雰囲気出てるかな・・・。
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脇役の”縁の下の力持ち”である幹にもスポットを。

通り抜けコースの半ばまでは三本道になっているのだが、なぜか観光客は真ん中のルートばかりに集中する。
“何も考えない群集心理”ってやつやな。こちら西側のルートは余裕たっぷりというのに。

「造幣博物館」手前から広い一本道に集約される。ここはライトアップされるそうなので後の楽しみにと。
最後に由緒ある「奈良の八重桜」のご案内があるが、すでにほとんど散ってしまっていて葉桜状態。
今年の売り物である「天の川」とやらも、ほとんど見る影もない状態だった。
異常気象のために開花時期がずれて、開催を例年より 1週間早めたそうだが、それでも遅すぎたようである。
初日の16日ですでにピークだったようだ。
これだけの大イベントなので予定を 1週間早めただけといっても、かなり苦労しただろうな、などと思いつつ。

出口である「北門」に到着。さてと、陽もだんだん落ちてきたし、ぼちぼちと引き返すことにしよう。
以下、次号に続く。

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