続きが気になって気になって、1週間が経過するのが待ち遠しくて仕方がなかった。ドラマの内容からして、一サラリーマンとしては不思議ではないのだが、愛妻や愛息までもが夢中になって首を長くして待つ日々が続いていた。
結局、なぜか今世紀最高のヒット作となってしまった、今更説明の必要もないであろう「半沢直樹」シリーズの後日談(しかしまだまだ物語の中盤)である。
田舎の図書館でも引っぱりだこで、順番が回るのは数ヶ月先との予想。仕方なく購入して本日ようやく読了。
・・・というのはウソ。本日購入はしたが現時点では”ツンドク”状態に過ぎない。まだ 1ページも読んでない。
もちろん置き物ではない。読みたいから買ったのであり、この連休を利用してじっくり読み込む予定である。
それにしても、7年間も日記ブログを書いて来て、しかも自分のライター作品ネタをさんざん書いておきながら、一般書に言及するのはこれが初めてというのは、やはりちと気恥ずかしい気もしている・・・が気にしない。(;`ー´)
帯には臆面もなく放映中であるかのような文字が躍っているが、9月22日に最終回が放映されたのは周知の事実。
しかし、その終わり方が一般視聴者には理解し難いカタチだったのでかなりストレスを与える事になったようだ。
もちろん自分もそう。そして、そのやり方はどうみても確信犯。次回のシリーズまたは映画化への伏線である。
それにしても、実を言うとこれを買うのはかなり迷ったのだ。おそらく一般庶民と同じく、最終回を見た後は猛烈に読みたかったのだが、何しろ書店に行っても見つからないのだ。「おかしい、これほどの人気シリーズなのになぜ見当たらないのだ!?」と店員に食ってかかると「すみません、在庫切れでいつ入荷するかも分かりません」との苦しい説明。
頼みの”アマゾン”はというと、やはり在庫切れで「10月9日入荷予定」。
まずいなぁ。印象がアツい内に読みたいのだ。1ヶ月も経ってからでは遅いではないか。
と悩んでいたら、くりまんじゅう師匠はさっさと入手して読了したと涼しい顔でブログに書いていた。
「くっそー、また先を越されてしまった・・・」( ´Д`)
で、やはり今週中頃になって、ようやくあちこちの書店に平積みされるようになった。さてどうする!?
「何ゆうてんねん、買うなら今でしょ!?」なのだが。実際、近所の書店で20冊位上も積まれていた。
そして、昼休み中の小一時間書店にたむろしていて観察していたのだが、結局のところ
この本を買ったのは自分一人だけだった。(;`ー´)
「飛ぶように売れて行く」とはならないのはなぜか。足りないアタマで一生懸命考えてみた。
最終回から間が開いたために、「自分を見つめ直す」余裕が生じてしまったのだ。
「何じゃそりゃ!?」やけど。(;`ー´)
半沢直樹氏のその後の運命を知りたいのは山々ではあるが、原作を知ってしまうと制作確実の続編シリーズまたは映画への興味が半減してしまうのではないか。という葛藤。
しかし、原作が完全にアタマに入っていたとしても、それと映像作品とは別物。それこそが製作者や監督の腕の見せ所である事は世間のジョーシキ。もちろん失敗作も実に多くて”屍累々”ってやつや・・・
そして、誰が見ても今回のTVドラマシリーズはそれが完璧な出来だったからこその「社会現象」なのだろう。
それに加えて、知りたくもなかったのに、あまりの情報量の多さの中で何となく知ってしまった「出向後の運命」。
もちろん、当然のマナーとして、ここではそんな事は一切書かない。しかし、知ってしまったのだ。( ´ー`)
「それならもう読んでしまえ!!」となったわけ。
さて。ライターの端くれであった身として最も気になるのがここ。(;`ー´)
18刷か。思ったより少ないな・・・。
な~んて、アホな感想は意味がない。肝心なのは、1回の増刷時に何冊刷ったかである。
20年前の自分とエーアイ出版との関係でいえば、3,000冊/回だった。増刷自体が勲章みたいなものだった。
もちろんこっちはおそらく世紀のベストセラーである。その10倍返しくらいはあるだろう。
いや、100倍かな。って、いくら何でもそりゃないな・・・(;`ー´)
さてと。自分もいまだに一会社員であり、やはり「10倍返し」したい相手は不本意ながら存在する。最近ついに「倍返し」には成功したのだが、その後は不遇の日々。そして、私生活においても残念ながらそれは同じである。
堺雅人の半沢直樹には大いに触発され勇気付けられた。
このブログの方向性も質もまた大きく変わって行くかもしれない・・・
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