この心地よいゲストルームで爆睡していたら、I氏に叩き起こされた。
当然の報いである。前夜、「6時には起きている。」と豪語していたのが、時既に8時を過ぎていた。(;`ー´)
飛び起きて、おもむろにカーテンを開けると、何と「青空や!!」
どうしようもない昨日の天候の翌朝とはとても思えない快晴。日頃の行いの正しさを実感した。ヽ(゚∀゚)
朝食には I氏手作りのペペロンチーノパスタをいただき、本日の行動計画をじっくりと協議して出発。
マンションからのんびりと徒歩10分弱ほどで最寄りの地下鉄駅(駅名は忘れた)に到着。上海では、以外や鉄道網が非常に発達していて、しかも初乗り 4元(約60円)と信じられないくらい安い。
乗車券発行システムも進んでいて、すべてタッチパネル方式。
地下鉄に乗り込む前から、初めて中国(というより上海)の人々の実態を体験する事になった。
列車を待つ間、整然と静かに列を作り、電車が到着してからもきちんと降車する乗客を優先し、我先に乗り込もうとしたり割りこむような輩は一人も見なかった。
地下鉄の車内は、日本の平均的な車両よりも 1メートルほども広いので満員にならなければ実にゆったりしている。
つり革の数が驚くほど少ないが、その代わりに一定間隔で垂直に設置されたポールが実に効果的。そして、最も感心させられたのが、やはり乗客のマナーの良さ。渡航前に抱いていたイメージとはまったく違い、乗客は皆静かに過ごしている。”ワンワンキャンキャン”と大声でがなり立てるようなのは一人もいなかった。
あまりにイメージが違うのでガイドさんに聞いてみると、「上海の人たちは民度が他の地方とは段違いで、首都とされている北京よりもずっとレベルが高い。日本人よりもマナーが良いくらい。」との事だった。なるほど納得。
そして、今日の最初の目的地は、かの有名な「外灘(ワイタン)」である。
上海に来たらまずはここを抑えとかなくっちゃね、というほどメジャーな観光スポットなのだが、晴天に恵まれたとはいえ、やはり昨日の汚染空気の悪影響は残っていて、遠景はこんな感じ。
最寄りの地下鉄駅を降りて10分もかからないのだが、歩いている途中でガイドさんが突然「ここに入ってみよう。」と言って、とある建物内にどんどん進んで行くのでとぼとぼとついていった。
この写真ではどうみてもホテルの玄関アプローチなのだが、実際に入っていったのは奥の方の出入口。
ある大富豪の邸宅か迎賓館という事だったが、私物とは到底思えない、すげー豪華な内外装に圧倒された。
で、中央の大広間でデーンと鎮座していたのが、何の変哲もなさそうなこの古びたオルガン。
台座の説明書きを見てみると、何と”Abbey Road Studio”の文字が。
由緒あるオルガンであり、ビートルズやピンクフロイドも使用したとのウンチクが書かれていた。
なるほど、セレブのコレクションとして自慢したくなるわけやな。( ´ー`)
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