「今さら何でゴジラなんだよ」と、ぼやきたくなる人もいるかもしれないが。
“GODZILLA“がアメリカやヨーロッパで公開されて、大ヒットとなっているようだ。
あの”アベンジャーズ”シリーズの続編のひとつである”キャプテン・アメリカ・ウィンター・ソルジャー”に迫る、今年第二位の好成績らしい。何しろ公開初日の興収が930万ドル(100億円弱) !!
どれくらいスゴイ成績かというと、超ヒットとなったおなじみの”パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズチェスト”が初日興収が900万ドルなのだそうだ。と、ここまでは米国内でのデータ。世界規模では既に200億円だって。
まったくもってグレートな成績ではないか !!ヽ(゚Д゚ )
この事が何だか良く理解出来ない。なぜ今回はそんなに受けたのか。謎である。
自分としては、子供の頃から”ゴジラ”は好きなキャラクターではあるし、”地球最大の決戦”以降の幼稚なシリーズに辟易しつつ、アメリカでもある程度のファンが存在する事は認識していた。
不発となった1998年のアメリカ版”ゴジラもどき”でさえも、TVシリーズになっていたという事実もあるし。
“ゴジラ”ならヒットして欲しい。しかし、もうとっくにそんな時代ではないはずという思いもある。
不死身の大怪獣が大都会を襲う。迎え撃つ自衛隊の最新兵器。しかし、まるで役に立たない。
なぜなら、怪獣は生物のような姿形をしているが、決して生物ではないのだ。だから”怪獣”なのだ。
放射能熱戦でぐにゃぐにゃに崩壊する戦車や戦闘機。燃え上がる街。逃げ惑う群衆。必ずこける女性や子供。それを助ける頼りないヒーロー。紙細工のように崩れ落ちるビル群。
子供心に「役に立たないなら出すなよ、自衛隊!!」とクレームを付けたくもなるが、しかし、自衛隊(軍隊)の存在なくして怪獣映画も成り立たないので、引き立て役として登場せざるを得ない。
毅然とした軍人さんの姿も。”モスラ対ゴジラ”の時の田崎潤さんなんて、惚れ惚れするカッコ良さでした。( ´ー`)
他人の事は知らないが、自分はなぜ”ゴジラ”に惹かれたのだろうか。
問答無用で文明社会を蹂躙する自然の天変地異(放射能や台風)を表現しているのだとする”識者”のご意見もあるようだが、単純な「怖いもの見たさ」でも良いのだが。その答えはカンタンなようで難しいよな・・・
ちなみに、世界60カ国で公開されているそうだが、なぜか日本では7月25日までお預けとなっている。
好きな女優(ジュリエット・ビノシュ)さんも出てるし、待ち遠しいです。(´・ω・`)
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