BMW i3

ゴルフにはすぐに飽きたので乗り換える事にした。
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・・・って、そんな事があるわけないぞ。(;`ー´)
現在最も関心の高いクルマの中の一台なので、もう一台の愛車の12ヶ月点検の代車として指名してあったのである。
※正確には代車ではなく試乗車である。大型連休前でサービスセンターの代車に余裕がなかったため、営業担当者が希望の車種を手配してくれたのである。
ゴルフより圧倒的にスゴイやつ。「BMW謹製の電気自動車」である。未体験のメカなので、走行前に基本的な操作方法のレクチャーを受けて、ひとり乗車に若干の不安を抱きつついざ発進。目指すは阪奈道路近くの定番スポット。
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恐る恐るのおっかなびっくりで、ノロノロと走りだしたが、5分もしないうちに慣れて来てフツーのペースで走行してみた。その感想は「何やこれは!?」。
驚愕である。まさに新時代の乗り物。近未来のクルマがもう実現したのだって感動さえ覚える。
内外のデザインは、キドニーグリルだけは残っているが、伝統あるビーエムラインを捨て去り、ゼロベースから創られている。さぞかしデザイナーはやりがいがあっただろうな・・・
たいていのクルマはそうですが、このクルマも写真より実物の方が数段カッコいいです。
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インパネ中央上部から、タブレットのようなモニタが突き出したスタイルは、現行の”3シリーズ”が最初だった(と思う)。当初はかなり違和感があったが、見慣れるとこれで当たり前という気になって来るのだな。
“i3″の場合は、突き出しているというよりポータブルナビの後付けにしか見えないが。(;`ー´)
別に説明の必要もないとは思うが、変則レイアウトの目的はダッシュボード全体を低くするためである。(と思う)
ここ数年間はこのスタイルのクルマが続々と現れているので、「オレのが最初なんだぜ。」と少々鼻が高くなる。
そして、”i3″は何と「ツインタブレット」や。(;`ー´)
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もはや変速用のシフトスイッチも存在せず、ハンドル型のスイッチレバーを”D”に合わせるだけ。
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走行感覚は”異次元”はさすがに言い過ぎだが、そう表現してみたくなるようなスゴイ性能である。
停止時の無音の状態からアクセルを踏み込むと、文字通り一直線の加速を始める。
山も谷もなく一直線に突き進む、しかも音もなくである。ディーゼルの豪快な加速感ともまるで違うスムーズネス。
モーターの回転音などまるで聞こえない中、無音・無振動で目の覚めるようなパワーが無限に湧き出るような感覚。
コイツは本当にスゴイ。まるでスロットカーのようだ。(;`ー´)
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停車すれば完全に無音となるというのは、最近のアイドリングストップ装備車に慣れていれば驚きでもなんでもないが、もちろん”i3″の場合はアイドリングなどは無関係。再発進時も音も振動もまったく無縁で、実に快適。
ボンネットを開けてみると、フツーのクルマでない事が実感出来る。
エンジンや補機類はどこにも存在せず、その位置には充電用ケーブルが収納されているだけ。
ところで、モーターはどこにあるんだろうと一瞬思ったが、すぐにそんな事はどうでも良くなった。
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給油口の位置には、充電用コネクタ。う~ん、こんな無骨なアイテムにさえ”未来”を感じてしまう。(人´∀`)
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ビーエムには珍しく、かなり収納に気を配っているようだ。グローブボックスには分厚いマニュアルケースがすっぽり収まった上にもかなりスペースの余裕がある。
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センターコンソール後部の収納スペースも十分。シフトレバーやハンドブレーキを排除した恩恵か。
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未来的なスタイリングに見とれていて気が付かなかったが、後部座席への出入りが相当やりにくそうだと感じて内部をのぞいてみたら、目立つ位置にレバーが。「これはひょっとして・・・」
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こうなるのでした。そういえば、雑誌の写真か何かで見かけたのを思い出した。
完全フルオープンは、我が国の誇る軽自動車の世界では珍しくも何ともないわけだが、ビーエム車でこれをやられると、やはり驚嘆してしまう。とにかく、大人四名に必要十分なスペースが確保されている。
おっと、この仕組みは”MINI クラブマン”でも体験したような記憶もかすかにあるような・・・
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背の高いズングリムックリのスタイリングにもかかわらず”駆け抜ける歓び”も十分備えているのが最大の長所。
“エンジンブレーキ”ならぬ”モーターブレーキ”の効きもすさまじく、ブレーキペダルを踏むのは止まる直前くらい。
その他にも色々あって、とても一本の記事では収まらない。
二日間試乗した後の評価は 返したくないなぁ・・・ という最高ランクのものになった。
採点簿に載せたらどうなるかな。ぶっちぎりの最高得点間違いなしの予感。これで”たったの 499万円”かぁ。
また貯金しなくっちゃ。何年かかるかな。いや、ムリやな。”320i”と交換にしてくれないかなぁ。(*´~`*)
いや、でもちょっとそれは時期が早いな。満充電でせめて 200kmは走ってくれないと困ります。
公表値は229kmとなっているが、ガソリン車以上に運転の巧拙が大きく影響するようだ。
山道を遠慮なく飛ばしたりした今回は100kmちょっとくらいの感じ。”電費”を意識してノロノロとエコランすればかなり改善するのだろう。日常使いの実用車としてみれば十分ではあるが、ちょっと悩ましいかな。
今回は、前回の”アクティブツァラー”とは天地の差。久々にワクワクさせてもらいました。ヽ(゚∀゚)

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