たったシリーズ二回目で”終着駅”というのも値打ちがない気もするが、”?”を付けたのは本当に終わったわけではないからである。
物心ついた頃から、自分の祖先は貧しい農家だったと聞かされていた。良くある話だし、実際に親の実家は農家である。多くの親族を思い起こしても特に裕福な家庭はないし、苦労人ばかりだと思っていた。自分のルーツについて深く考えた事もなかった。
しかし、一年前にひょんな事をきっかけに自分自身と先祖について四柱推命による診断をしてもらったところ、何と「先祖は立派な職業人、しかも武士である」と断定されたのだ。( ゚д゚)
「何やそれ!? ウチの家系はムカシからどん百姓なんやぞ。だから占いなんて信じられないのだ。」と、以前ならまともに聞く耳を持たなかったのだが、わざわざ診断を受けに行ったのだから聞く耳はあったのである。
もちろんそれには伏線があった。さらにその少し前にタロット占いで自分自身についてかなり高評価をされていたのだ。
自分で思っているような凡人ではないのだそうだ。う~ん、そう言われて悪い気はしないが・・・(;`ー´)
しかし所詮タロット占いはその名の通り占いに過ぎないので、セカンドオピニオンとして四柱推命の診断依頼をしたのである。
なぜ四柱推命かというと、懇意にしている親族に四柱推命の研究家がおられるという実に安易な理由である。( ´ー`)
実は、ちょうど1年前の探訪シリーズの後日に再度親族を訪問して、耳を疑うようなエピソードを聞かされたのだ。
作成した家系図では、曾曾祖父までしか記録がなく、寺の過去帳も当てにならない状態だったのだが、故郷の跡取り息子である人物(従兄弟や)にルーツの心当たりを尋ねたら、やはりほとんど知らなかった。こっちの方が詳しいくらい。(;`ー´)
話す内に、「そう言えば」といって「数年前にまったく知らない人物が訪ねて来て、やはりルーツ探しをしていてウチにたどり着いた。」そうである。神戸から来たと言っていたらしい。
その人の話によると、「我々の先祖は和歌山城藩士であったが、農民の娘と恋に落ち駆け落ちして徳島県に流れ着いた。」のだそうだ。( ゚д゚)
なんか、ありきたりなメロドラマみたいだが実話らしい。要するに「身分の違う許されぬ恋」であったので、結局は脱藩に至った事になる。
ムカシの事なので逮捕されたらおそらく切腹ものの重罪犯やな。( ≧Д≦)
当然、悲惨な人生を歩む運命となったわけや。徳島に逃げたはいいが、人目を忍ぶ最底辺の生活だったらしい。
そして、何とか生き延びて子孫を残していくことになったのだ。すると「先祖は極貧」というのは間違いではない事になる。
そんなわけで、生まれて初めての和歌山城詣でとなったのだ。入城後すぐにやたら子供が多くて必要以上ににぎかやなのが不思議だったが、驚いた事に城内に動物園があるのだった。平和な時代に生きられる事を天に感謝すべきやな・・・
城内の動物園というのは、日本でも三例しかないらしい。
※今回も撮影はすべて”RX100M3″
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