芦屋駅の近くに個人経営の面白い美術館があるという事で訪ねてみた。
その名も「マイシャガール美術館」。
プライベート(個人所有)の施設という事で、分かりにくい事は予想していたが・・・
住宅街の真ん中にあり、間口も周辺の住宅変わらないのでぼんやりとクルマで走行していると見過ごしてしまうのは間違いない。
もちろん、事前に住所を調べてあったので迷うことはなかった。しかし、まったく人気(ひとけ)がないぞ。(;`ー´)
上の写真の道路側玄関脇のインターホンを押すと、応答があり 5分位してから路地奥の第二玄関(?)に案内された。
気さくな館主のカンタンな説明の後、600円払って入場し、パリのオペラ座を再現したという豪華な小部屋に通された。
「後は自由に見てください。」と放置されたので、気楽に過ごすことが出来た。
装飾品などもすべてが本物らしい。この部屋だけでもかなりのコストがかかっている事がうかがえる。
膨大な数の絵画にも圧倒されるのだが、ここの館主は一体何者なのだろう・・・
ま、余計なことは考えずゆったりと名画にふれる時間を楽しめば良いのだ。
フツーの住宅を増改築したとの事で、建物の構造はかなり入り組んでいる。そして、とにかく壁という壁に、シャガールの作品がずらりと並ぶその数に圧倒される。うれしい事に撮影も自由。
一般的に、規模の大小にかかわらず、ほとんどの美術館では撮影禁止なのだが、ここではそんな制約はなし。
唯一の制約は「フラッシュ禁止」なのだが、それはもちろん問題なし。絵画や小物を自由に撮れるのは本当にありがたい。
この「マイシャガール美術館」と、倉庫に所蔵している作品だけでも 2,000点を超えてるそうだ。(;`ー´)
いや、ちょっと待てよ。シャガールってそんなに多作なアーティストだったのかとの疑問が湧き、館主に聞いてみたら「生涯通じて 1万点以上は描いている。」のだそうだ。するってぇと、ここだけで全作品の 20%を所有している事になる。メディアの取材も少なくないらしい。
その上、館内のあちこちにスターウォーズやウルトラシリーズやゴジラなどのミニチュアも点在しているのがちと不思議。
その場所柄から、館主はかなりのセレブなのだと思っていたが、本人に聞くとそうではない事が分かった。
もちろん、並のサラリーマンなどでは決してないのだが。怪獣映画の企画も進行中らしく、エキストラ出演も勧められた。(;`ー´)
とにかく、館主の岡崎さんはナゾの人であります。記念撮影にも気軽に応じてくれました。
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