呼称が面倒な”Luxman PD131″ターンテーブルシステムとトーンアームの”SME 3009/Series II Improved”。
自分がこれまで所有した中で最高峰のレコードプレイヤーである。気の利いた呼び名も思いつかんが。( ´ー`)
もちろん世の中には、数十万円なんて当たり前で数百万円級のレコードプレイヤーも存在するが、自分にはどうでもよい存在。
とにかく、漠然とした憧れを抱いていた”SME”社のこのトーンアームだが、神経質そうな見かけとは異なり各部の調整はカンタン。
しつこく書いているが、自分の聴覚センスは筋金入りのオーディオマニアさんなどとは月とスッポン。針圧の微小な差による音質の差などまるで認識出来ないレベルだが、それでも音の歪の有無程度はすぐに分かる。
何しろ初めてこのような形態のプレイヤーシステムを手にしたわけで、使いこなせるか少し不安はあった中でのあり得ない事態の発生。とにかく、このプレイヤーになってから愛聴盤の不具合が発生してしまったという事実は間違いない。
当然、このプレイヤー、というよりトーンアームを疑って、カートリッジを含め何度も時間をかけて調整を試みたが結果は変わらなかった。
そして、悩み抜いて調整に問題ない事の確信を持ってから、旧愛機の”Dual 721″で問題のLPレコードをかけてみて驚愕した。
どれもこれも同じように”ブツブツノイズ”が発生していて聴けたものではない。そ、そんなバナナ。(。>﹏<。)
予備機の"AT-PL300"も同様なのだ。すなわちレコードの盤質の劣化・不具合だったのか・・・
カビ程度なら"バランス・ウォッシャー"で解消出来るはずなのだが、まるで効果なしでお手上げ状態だったのも当然か。
それにしても、これまでこんな状況が発生した事がなかったので未だに納得が出来ないのだが、念のため急きょ中古の"ギルティ"を入手しておそるおそる再生してみると、"SME3009+Shure V15TypeⅣ"はまったく問題なくキレイに再生してくれたのだった。
現象を考えると当たり前の結果なのだが、これで完璧にレコードの物理的劣化が証明された事になる。
試行錯誤で一週間くらい悩んでいたので、本当に「やれやれ」である。ようやく安心してレコード演奏を楽しめる状態になった。
不具合発生のレコードは、こんな状態と分かっていて転売も出来ないし廃棄処分しかないかな・・・(*´~`*)
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