家族ともども寿司は大好物だが、ご多分にもれず出かけるのはもっぱら回転寿司店。
いつもは、といっても数ヶ月に一度くらいしか行かないが、「くら寿司」や「スシロー」が当家の定番。
ただ、それなりに旨くて安いのはいいがしょせんは”回転寿司”。年に数回出前を取る「喜八寿司」の、桶に入った本物の寿司とはカタチは同じでも寿司としての満足度レベルは比べものにならないというのも事実。
ネタの品質は、回転寿司店の方も一昔前より格段に向上して、そこそこ納得出来るようになって来たのだが、自分としてはいわゆる”シャリ”すなわち”メシ”の味が決定的に気に入らない。炊き方に問題はないと思うが、酢の風味がまったくない事が何より不満。
昔ながらの廻らない寿司店の寿司は程よく酢が利いていて、それが鮮魚ネタと絶妙なシナジー効果を発揮しているのだが、それにしても、回転寿司店の”シャリ”は何であんなに無味乾燥なのだろう・・・
そんなわけで(?)以前から気になっていた「にぎり長次郎」がようやく近場の生駒市壱分町に出来たので満を持して突撃した。
この日は開店して三日目、さぞかし大混雑だろうと我が家としてはかなり早めに出かけて17時前に入店出来たのだが、それでもすでに満席で30分ほど待たされた。(。-ω-)
この「にぎり長次郎」。業態は正真正銘の回転寿司店ではあるが、そんなお気軽な気分でこの店に入るとエライ目に遭う。
大雑把にいって、各メニューのお値段が定番回転寿司店の 3倍くらい。
気楽に数十枚の皿を積み上げたりしたら、すぐに一万円札が軽くぶっ飛ぶ事になるのだ。(;`ー´)
この店で、ベルトコンベアーに乗って回っている寿司を取るのは愚の骨頂。席につくなり、スタッフも「お気軽に注文して下さい。」と声をかけてくれた。もちろん遠慮なく最初に注文したのは”まぐろづくし”。1,015円(税込み)である。
にぎりたてなので、鉄火巻きのノリの風味はじゅうぶん。大とろの握り寿司も納得の旨さ。
その他、うなぎもオーケーの旨さ。
定番回転寿司の不満のひとつが、ネタの小ささと薄さ。さすがにこの「長次郎」は、はるかにボリュームがある。
“京風鯖寿司”。今どきは、スーパーの”サバ寿司”でもこれくらいのボリュームは珍しくはないとはいえ、食べごたえ満点。
寿司にはやっぱり冷酒ですな。( ゚∀゚)
ごちそうさまでした。
ちなみに、お会計はビール一本と冷酒を含めて 5,000円弱で済んだ。少食派の我がファミリーならではである。( ´ー`)
食べ盛りの子供がいるフツーの家族ではとてもこれでは済まないだろう。※会員登録すると10%OFFになるらしい。
ちなみに、食した感想はというと、確実に定番回転寿司店より 1ランク上である。
しかし、廻らない老舗の寿司店との差はまだまだ大きい。ネタの品質ほとんど変わらないレベルに達しているようだが、そのボリュームがまったく違うし、やはりスシメシの酢の風味がほとんど感じられないのが大きな減点要因。
コメント
コメント一覧 (2件)
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>やはりスシメシの酢の風味がほとんど感じられないのが大きな減点要因。
いまご飯を炊くのは「ライスロボ」酢飯を切るのは「シャリロボ」等が仕事してますね。
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回転寿司店の飯炊きロボット達はいい仕事してますよね。
ホントに外れがないです。
その昔「飯を炊くのに10年かかる」とされていたらしいですが・・・実際にはカンタンなんですよね。
寿司に限らず、本当は難しくも何ともないのに、短期間で習得させてもらえなかったのは、ムカシの職人見習いの宿命ですかね。
つまり、単に、親方や先輩がコツを伝授しなかっただだったのだけと。
それはさておき、とにかくなぜ今でも酢の風味がないのかがナゾです。(;`ー´)