前回にちょこっと書いた、大行列の店がこの「中谷堂」さん。周辺を散策していて何度か通りかかったがずっとこの調子だった。
ただし、人だかりには一定のリズムがある事にも気がついた。ピーク時はカメラを持って近づくのも難しいくらいになる。
人気の元はこれだった。”餅屋”さんなので店頭で餅つきを披露するのは珍しくもないはずだが、とにかく大人気。
威勢の良い掛け声というより”気合”という表現がふさわしい、鬼気迫るほどの気迫のこもった本気の餅つきだったのだ。
大体15~20分くらいの間隔で行われている。実演販売というやつだが、職人さんが本気でつく餅が美味くないわけがなく、終了する度に即売される餅が飛ぶように売れていた。( ´ー`)
“よもぎ餅”というのはあまり好きな食べ物ではないのだが、外で間食しない自分としては珍しく勢いにつられて買ってみました。
一口食べて思わず「おぉ~ !!」と唸ったくらいに美味しかった。”よもぎ”の臭みのようなものはまったくなし。形を崩さずに持つのが難しいくらいのもちもちのふわふわで、”口の中でとろけそう”ってつぶやいてしまうほど。絶妙な甘みのあんとのシナジー効果でものすごく旨い。
これで130円てのはコスパ抜群である。もちろん家族のおみやげにも余分に買って帰って大好評でした。( ゚∀゚)
さて。「もちいどの」通りまでやっ来たのは、実はこれが目的だったのだが・・・
これだけ人通りが多い日曜日の昼下がりというのに、シャッターが閉まったままだった。
ここは、「もう明日までもたない」などと悲惨な自虐的つぶやきで有名な「ジャンゴ」。CDと中古レコード販売の店である。「もちいどの」商店街からわずか10mほど外れただけの場所なのだが、たしかに別世界のように人通りが少ない。(;`ー´)
“珠玉のレコードプレーヤー”が手に入ってからは、主にヤフオクでレコードを収集しているのだが、やはり店頭で実物に触れながら物色する快感も忘れられず、レコード店を探したのだが何と奈良県で 1~2軒しかヒットしないのだ。( ゚д゚ ) ここはそのひとつ。
名物店主に取材してみたかったのだが、あちこち散策しつつ何度足を運んでも夕方まで閉まったままだったのであきらめた。
数年間も毎日「今にもつぶれる」とつぶやいているそうなので、まだしばらく大丈夫なのだろうし。(;`ー´) また次の機会に。
気を取り直して、商店街から徒歩 3分もかからない「猿沢池」へ。たまたま人のいない時に撮ったのだが、実際は多くの観光客でずっと賑わっていた。おっと、名称だけで猿はいない。観光名所ではあるのだが、例によってうんちくは書きません。良く知らんし。(;`ー´)
鳩がたくさん集まってくる場所で、目の前にこうやってポーズを取ってくれるので、たまには鳥撮を気取ってみよう。
一度とまるとほとんど動かないのでテクニックも何も必要なしでラクに撮れる。実は、この体勢で分かると思うが、撮った直後に大きく羽ばたいて飛び去ってしまった。その瞬間を捉えねばシュギョーにはならんとは思うが、特にこだわりもないので。( ´ー`)
上記二枚は当然のようにトリミング後である。鳥を撮ったらトリミング・・・おっと、こんなの書いたら終わりやな。(;`ー´)
商店街に戻ったらこんなのが目に入った。ん ? “もいちどの夢”って意味分からん・・・
と思い込んでいたのだが、この記事を書いていてようやく”もちいどの夢”なのだと分かりました。( ´ー`)
小ぶりのブースってくらいの小さなサイズのショップが集まっている、商売のスタートアップ支援のようなものらしい。
詳しくはこれをどうぞ。( ´ー`)
立ち寄る人は少なくはないが大賑わいとはいかないようだ・・・
健闘を祈ります。
ふと気がついたのが、この周辺の商店街というのはほとんどが新し目のキレイな店で占められていて、こんな昔ながらのお店は数えるほどしか残っていないようだ。とつぶやきつつ、散策にも飽きてきたし帰るとするか。
「東山」駅に帰って来てもまだまだ気持の良い青空が続いていた。自宅に帰り着く一歩手前でハイキング風に一枚。
美味しい”よもぎ餅”をぶら下げてただいまっと。( ´ー`)
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