菅原天満宮

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名所旧跡の豊富な奈良県に住んでいながら、これまで足を向けたのはごく僅かに過ぎない事を猛省し、とある日曜日に出動。
まずは「菅原天満宮」を訪れた。日本最古の天満宮とされていながら、ほとんど”隠れスポット”のようになっている感じ。
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実際、この日も晴天の気候の良い日曜日というのに、30分ほどの滞在の間に他の観光客計5名ほどだった。( ´ー`)
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あの「菅原道真公生誕の地」とされているというのに、何でこんなに人気がないのだろう。
とつぶやきつつ境内に入ってみてその理由が分かった気がした。”見どころ”といえるものが何もないのですよ、ここは。( ´ー`)
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あまたある「天満宮」の中でも由緒正しい元祖のはずなのだが、大阪や京都の天満宮などのイメージはここにはない。
極めて小じんまりとした規模なうえに、これといった特徴のない地味な神社なのだった。
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合格祈願のお札も予想よりもずっと少なかった・・・
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ホントに小さな神社で、境内を一周するのに一分くらいしかかからないのだ。一年中咲いているはずの梅の木も見当たらず。
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これといった特徴がないとはいえ、これには「いいね」を一票入れとこう。( ´ー`)
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アタマを触ると賢くなるといい伝えられる天満宮名物の”臥牛(がぎゅう)”。
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さすがに本家ならではか、たくさんいた。
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神社のすぐ近所に「天神堀」と称される小さな池がある。道真誕生時にこの池の水が産湯に使われたという事になっている。
たったそれだけの理由で、このしょぼい池が1000年以上もそのまま保存されて来たというのだろうか・・・(。゚ω゚)
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番犬のようなカモさんに聞いても何も応えてもらえなかった。(;`ー´)
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水はかなり汚れているが、驚いたことに鯉が数匹生息していた。ちゃんと世話する人がいるようだ。
ちなみに、ちょっと調べてみたらば、京都の「生身(いきみ)天満宮」も”日本最古の天満宮”を名乗っている。こっちはかなり立派そう。
ラーメン店の”元祖”合戦みたい。どっちがホントなのでしょうか。ひょっとして他にも”日本最古”はあるのかも・・・( ´ー`)
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「大阪天満宮」で愛息がお世話になった事でもあるし、たまにはちょっとうんちくでも書いてみようか。
「天満宮」が日本全国に存在するのは良く知られているが、これらはすべて菅原道真公ゆかりの神社なのである。
時の宇多天皇に気に入られ、今の副総理に匹敵する”右大臣”にまで出世したものの、政敵の謀略により大宰府に左遷され、失意のうちに生涯を終えたとされている。そして、その死後に政敵の一族が次から次へと原因不明の死を遂げていった。
当然道真公の怨念によるものと恐れられ、御魂を鎮めるために全国に神社が建立されたのである。その数実に1000を超えているらしいが、正確な数は実際のところは誰にも分からないようだ。
・・・と、調子に乗ってこれ以上書くとボロが出るでこの辺で。(;`ー´)

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