本人がいやがるのでブログに子供の写真を載せない時期があった。思春期ど真ん中に入ろうとしている時期で、自意識が高くなって来れば当たり前の反応ととらえて、尊重していたのである。とはいえ最近軟化して来ていたのだが、「ブログに出すならイヤ !!」という姿勢は変わらず、ご機嫌が良い時は割りと素直に応じてくれる事もあるので、そんな時に撮った写真以外は載せないようにしている。
10年前にブログを始めた頃とは世の中も様変わりし、第三者の混じった写真の扱いも慎重にならざるを得なくなった。「個人情報」という概念がまたたく間に定着したためである。それが良い事か否かといえば良い事に決っているだろうが、”窮屈”になってしまったというのが実感。
そして今では、家族であろうがなかろうが、自分以外のすべての人に肖像権があるはずであり、勝手な理屈で強引にブログに載せてはならない事くらいはわきまえているつもりである。そんなわけで、自分の写真だけは誰からも何の制約も受けないので堂々と出している。
さてと。ビジネス関連以外のハナシだが。世の中にゴマンとある一般個人のブログの中で自分や家族の”顔出し”をしている例はかなり少数派だと認識している。これまで見聞した範囲の事なのでもちろん具体的な根拠などないのだが・・・( ´ー`)
ブロガーが自分の顔を出したくない気持ちは何となく良く分かるが、それでは「お前はなぜ出すのか !?」と自問自答しなければならない。
まず、生来のへそ曲がりの性格により「多くの他人がしていないから。」という理由がひとつあるが当然それだけではない。
「そんなに自分の容姿に自信があるのか ?」といえば、もちろんそんな事はない。冗談でもイケメンとはいえないが、さりとてとても他人に見せられないというほど悪くもない。”人並み”なわけで、わざわざ見せびらかすようなレベルではまったくない事くらいは自覚している。
特にここ数年は年輪が目立ち始め、ちょっと気取ってモノクロにでもしようものなら「うわ、もう見たくない !」になってしまう。( ;´・ω・`)
自分が見てそう感じるのだから、他人さまの感想など聞いてみるまでもない。そんなの分かってて載せている。今回は自分のための作例の意味合いもあるため、恥を忍んでというわけ。悪しからずご了承下さい。(;`ー´)
さて。「なぜ平然と顔を出せるのか ?」なのだが、理由を端的に書くと・・・
作者を表現するものとしてどこを見てもこんなものしか写っていなければ、何より大事なモチベーションが維持出来ないためである。
顔をさらす事によって生じる、記事に対する責任感とプライドの維持のためにも重要な要素と考えている。
何度も書いているが、このブログは誰よりも自分のためのものである。取るに足りない内容の個人的な公開日記とはいえ、10年以上も続けば立派な”自分史”でもある。つまり誰よりも良く読み返しているし、誤字脱字の訂正はもちろん、文章の気に入らない部分などはこっそり加筆訂正もしているのである。既に”ライフワーク”に近いものになっているのだから、そこに”自分のカオ”があるのは必然なのだ。
・・・などと強弁はしても、自分が見ても嬉しくないものを不特定多数の方々に公開するのは迷惑なだけだし、たまにはこんな風に小細工してみるのも悪くないかなと、”ソフトフォーカス”。弱点をごまかす常套手段ではあります。( ´ー`)
時折り、この”顔出し”問題に自問自答する事もあるので、この辺できちんと考え方を整理しておこうと書き残す事にした。
だいたい、今さら方針変更しようったって、既に世界中に拡散しているのだから痕跡を消すのは不可能なくらいジョーシキでもあるし、これまでに何かデメリットがあったかというと何もなかった。これからもないと思っている。少なくとも”老醜”にならなければね。(;`ー´)
それよりも今後は、顔出しに協力してくれている愛妻をより良く撮る努力も惜しんではならないと気を引き締めている。
例え自称「カメラ小僧」の端くれであっても、女性を実物以上に美しく撮れて一人前ですからね。
「そんな定義あったっけ ?」いや、今何となくふと思いついただけですけど・・・(;`ー´)
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