おそらくどこに家庭にもあるだろう、このおクスリがパソコンを救ったというお話。この万能薬がパソコンにも効くのだった。( ´ー`)
本ブログでもかなり前に登場していた、デルコンピュータの”Vostro230″。とっくに現役ではなくなっていたのだが、これが実に優れた静音マシンで、本体に耳をくっつけないと騒音を聞き取れないほどの名機であり、処分するに忍びず予備機として保管してあった。
そしてつい先日、死蔵していたこのマシンをある用途に使いたくなって、一年ぶりくらいに電源オンにしてみたら、その直後から何と「ブォォーン !」の 騒音マシンになっていた。時間が経っても収まらないどころか更に悪化する始末。( ≧Д≦)
どれほど高性能だろうが、うるさいパソコンは大嫌いである。この機種は”Core2Quad”のCPUという完全旧式マシンだし、代わりを用意して捨てる事さえ考えたのだが、いや待てよ最低限の努力はしてみようではないかと思い直し内部をチェックしてみる事にした。
真っ先に疑うべきは、給気口や排気口をふさぐホコリである。
しかし、長期間保管していたからといって、そこはマニアックとさえいえる清潔好きのパートナーが存在する我が家である。
管理人の遊び部屋、もといミニ書斎も常に清潔に保たれているので、内外ともホコリまみれではもちろんなく、吸排気口やファンにもヒートシンクにもまったくホコリなどついていない。二枚目の写真では少し怪しい部分もある事が分かったが・・・(*´・ω・)
そして、調査の結果は耳をそば立てるまでもなく、CPUクーラーのファン自体が騒音を発生させていたのだと直ちに判明した。その他のパーツからはまったく騒音が聞き取れない。クーラーのネジのゆるみかと考えて組み付け直してみたが事態はまったく変わらない。
はたと思い当たったのが、これまで何度かCPU交換をした事があるが、CPUとクーラーの間に密着安定用グリス等を塗布するのがジョーシキとされる、その作業をしていなかったのだ。さすがに古いグリース等は除去していたが、塗り直しは一度もしていない。(;`ー´)
これまでは、それが原因で不調になったという経験がなく、「マニアでもないし・・・」と特に気に留めてはいなかったのだ。
たしか、この”Vostro230″もCPU交換していて、その後ほとんど使用していない事も思い出した。
断定は出来ないが、かなり怪しい。しかし、手持ちのグリスなどあるわけもなく、不確実要素のためだけにパソコンショップに走るのもバカバカしい。そこで思い出したのが「オロナイン軟膏」。ダメ元で試してみる価値はある。( ゚∀゚)
何を思い出したかというと、かなり前に目にした「アスキー」のちょっと面白い記事。興味深く読んで頭の隅で記憶に残っていたのだった。
案の定。クーラーを外してみたら、何とべっとりと古いグリスが固着したままだった・・・やっぱりこいつか・・・( ≧Д≦)
古いグリスを愛妻のお化粧用リムーバーできれいに除去して、オロナイン軟膏を丁寧に塗布。
写真は、軟膏を塗布して一度ぴったりと固定したあとで再度外してみた様子。まんべんなく行き渡っているようだ。
そして、応急処置の結果は・・・ 大当たりのビンゴ!! となった。(^◇^)
おそるおそる電源オンにしてみたら、格段に騒音が低くなり、30分後くらいからは元の超静音マシンに戻ってくれたのだった。
「これは科学的に実証しなくては」とばかりに”HWiNFO64″というソフトウエアで数値化してみた結果。( ´ー`)
CPUの4コアが44~45度という理想的な温度に保たれている。OS起動だけで、何の作業もしていないアイドルタイムでの計測。
写真は12分後の数値だが、30分後も2時間後も温度表示はほとんど変化していない。カバーを閉めた後は、前記の通り30分経過頃から騒音が聞き取れないほどになった。ヾ(o´∀`o)ノ
ちなみに、オロナインH軟膏の塗布作業前は起動直後から 70~75度近辺でずっと推移していた。
ユーティリティソフトが絶対的に正確な数値を表すとは限らないのはジョーシキだろうが、少なくとも同一マシンでなら信頼出来るだろう。
「何や、CPUグリスなんか要らんやんけ。」と声を大にしたいところだが、果たして軟膏が長期間の高温状態に耐えられるのかという問いには誰も答えられないだろう。そんなわけで、電源オンのまま放置して経過観察という壮大な実験の開始である。
果たして、何時間・何日持つのやら。ひょっとしてずっとこのまま使えるのかも・・・( ´ー`)
コメント
コメント一覧 (4件)
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子供の頃からスリ傷、しもやけなんかに使ってましたが、パソコンとは驚
きですね。
パソコン調子悪い「オロナイン付けやす」(浪花千栄子風に(^^)
古ッ
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処置後3日経過で快調です。ホントに専用グリスなんて要らんかもですね。
そういえば「しもやけ」なんて、近年聞いた事ないですね。
お孫さんたちは冬の間どうでしたか。
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最近の子ども達は寒い冬には外で遊ばないので、しもやけもアカギレも
顔にハタケも出来ないようですが、こんなの出来ていた頃は大変お世話になった軟膏なのですが、今週号の週刊ポストには驚く事が書いてありました
薬害でパソコンがーーーなんてことは無いでしょうね、軟膏の油分が
CPUの発生する熱で蒸発しないかな?
以前自作パソコンに使ったグリスは、自動車整備工場の人に分けてもらったブレーキメンテ用グリスでしたが、ずいぶん長く使えたようでした。
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何とも絶妙なタイミングのスクープじゃないですか。
取り急ぎ「dマガジン」でチェックしました。
「あれ ?リストに載ってないぞ ??」と首を傾げつつざっと見ると本文中にありましたね。"ショック"症状の恐れありだそうで「放置すると意識を失う怖れがある」とも・・・まぁ古い予備PCが意識を失ってもどうって事ないけど・・・(;`ー´)
しかし、こうゆうの(副作用)を「すべてきちんと認識してから…」なんてこだわってしまうと、薬も飲めないし、いわんや手術なんてとんでもない ! になってしまうからなぁ。知らん方が平和に暮らせるよな。( ´・ω・`)
そういえば、例のアスキー記事を読み直してみたらちゃんと「サビの可能性がある」と書いてあったね。(´∀`)
「壊れて真っ青に!?」という事にもならんし、まぁ様子見ですわ。