意気込んだところで、いきなりしんどさを伴う修行なんかにチャレンジしても長続きするはずがないのは自分で分かってる。(;`ー´)
7月になったばかりというのに、出発時の気温がすでに30度を軽くオーバーし、体感的には35度 !
湿度もかなり高く、とても快適サイクリングなど望めないが、汗をかく事が目的なのであえて最悪の時間帯にシュギョーに出たのだ。
とはいえ、この気候なのでスタート時くらいは涼しげでラクな環境をと「竜田川」沿いのサイクリングロードでウォーミングアップ。
長年放置していて”愛車”もないもんだが、汚れてしまった外観とは関係なく、今のところは快調に相棒をつとめてくれている。( ´ー`)
気分良く竜田川ロードを抜けるとすぐに「大和川」に遭遇する。名前の通り、奈良県最大の一級河川である。
※竜田川だって、しょぼい割に一応は一級河川 ( ´ー`)
“よく整備された河川敷”と書きたいところだが、実際にはジョギングロードがつぎはぎだらけという感じでこんなにきれいな場所は多くないのだった。この辺りはたしか三年前くらいにも来ているが、それからほとんど進歩していない。(;`ー´)
大和川沿いをしばらく走行すると出発後一時間くらい。気候もますます悪いし、ムリはせずそろそろ帰路につく事にした。
すると、何となく見覚えのあるような住宅地が目に入った。
「これは・・・」
昨年10月の”台風の爪あと”というのが未だにそのまま残っている悲劇の現場だった。通勤に利用している近鉄生駒線は、この影響(徐行運転)でいまだに臨時ダイヤが続いているのである。
ローカルニュースで何度も目にしてはいたが、間近で観るのは初めて。やはりすさまじい光景である。
興味本位の好奇心で取り上げて良いものであるはずがなく、関心はあってもこれまでスルーして来ていたのだが・・・
「念願の戸建てマイホーム」の悲惨な姿は,このような地形の上に建っている住宅の住民にとってはまったく他人事ではないだろう。
驚くべきは、すでに一年間近く経過しているというのに、責任者が確定しないため全然復旧が進んでいないという事実。
せっかくの新築住宅に住めないまま、おそらく多くの住民がこの間も仮住まい家賃に加えて重い住宅ローンを支払い続けなければならないのだろう。一時的な救済措置はあるのだろうが、人生を狂わされた被害者の方々の心情は察するに余りある。
さてと。スタート時から念頭に置いていた坂道に挑戦してみよう。自宅近辺にもそれなりにきつい勾配の坂道はあるのだが、折り返し点に近い場所にあるこの難所をあえて選択してみたのだった。
写真では表現しにくいのだが、大した距離ではない。しかし、この角度は初心者にとってはけっこうキツイものがある。
あえて5速のままでトライした結果は、何とか頂上をクリア出来た。しかし、本当にギリギリセーフの状態。( ≧Д≦)
残っていた体力を使い果たしてしまったというほどのヘロヘロ状態になってしまい、小休止する事にした。過疎地らしく、100円の自販機があちこちにあるのがありがたい。
グロッキーの時はビール、じゃなかった。水分補給に限ります。とりあえずはラムネで一息。
ボトルがピンぼけではないかって ? そんなの気にする余裕はまったくなし。 (;`ー´)
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