TUBE-P01J アンプの比較試聴について

比較試聴システムについて

さて。「比較試聴」と称してやってる事はレコードプレーヤーから出た音声信号を入力セレクタを通して複数のアンプに入力し、出力時はまたスピーカーセレクタを通すという七面倒臭い事になっている。いろいろ不都合があり、こんな事になってるのだが・・・
当事者以外には機器同士の関連性がややこし過ぎて理解不能と思われるので今回の比較試聴の仕組みを見える化してみた。

TUBE-01J比較試聴

初回の印象が良くなかった”TUBE-P01″J は一言でいって(良くない意味で)イメージしていた「真空管アンプらしい音」だった。
ひいき目で聴けばソフトな印象で聴きやすいのだが、全般的に解像感が低く、特に高域がぼけやけてしまうのが決定的弱点。
決意したからにはすぐに音出ししたいと、急いで比較試聴した結果、「何や、これ・・・」と落胆しかけてたものの

真空管アンプにはウォームアップ時間が必要

なのが鉄則らしい、という前提条件を完全に忘れていたのだった。もっともこれは真空管方式に限らないらしい。
シロートのイメージ的には、真空管の見た目通り「温まるのに時間が必要なのだな」と妄想してしまうのだが、実際には電源オンにしてからものの数秒間くらいでかなりの高音に達している。つまり「寝起きが遅い」のは他のパーツが原因、らしい。
いちいち「・・・らしい」と逃げを打っているのは、比較試聴に挑むまではこれらの事象を自分ではほぼ感じた事がなかったため。
昨年12月に買ったばかりの時に「激安真空管アンプ「FX-AUDIO TUBE-00J」の実力は」でネタにした、PCデスクトップオーディオ用”TUBE-00J”ではそんな印象を感じなかった事もある。いや、アンプとスピーカーのレベルは全然違うけど。(;`ー´)

だからといって、マニアになれなかった自分はこれ以上の原因追求や情報収集をするつもりはない。
更に考えてみれば自分のオーディオ機器をこんなに真剣に聴いた記憶がないという事実もある。あくまで道具ですからね。(;`ー´)

ところで、比較試聴は本日で4日目となる。実際には毎回 1時間弱くらいしかやってないので大して真剣に取り組んでるわけではないともいえるが、やはりこの接続方法では切り替えがめんどくさいのである。アンプの切り替えのためには、入出力セレクタのリモコン操作だけでなく「同時に」スピーカーセレクタの切り替えもしないと音が出ないのだ。(;`ー´)
その理由はスピーカーもたった 1組しかないのがその理由なのだが、目的はアンプの比較試聴なのだからそれで良しとしよう。
入出力セレクタにスピーカー切替可能まであればホントにサイコーなのだけれど、いちいちアンプ背面のケーブル接続を手作業で変更する事を思えば天国。なにしろリモコン付きの新品が5000円ですからね。
※スピーカー切替器は12,000円くらいだったかな。もう忘れた。機種名はLUXMAN AS-5ⅲです。
ムカシの事で良く覚えてないが、たしか現用機の前で最初にでかいAVアンプを設置する時に合わせて買ったようだ。
とにかく自称”アンフ比較試聴システム”は仮のカタチとはいうもののしばらくこの状態が続きそうな予感がしている。

真空管アンプとセレクタ

音色の差をトーンコントロールで補正 ?

※写真の解像度が甘いのも手ブレが生じているのも、すべて旧式カメラ”NEX-7″のせいですのでご了承下さい。(;`ー´)

さて。当然とはいえウォームアップが済んでもTUBE-P01JがMA6450と同じサウンドにはなるわけがなく、同時試聴でなくともその違いははっきり分かるのだが、自分自身の感性としては大きな差では全然ない。
直接比較すれば、やはり”MA6450″の方が高音はクッキリ低音はスッキリの「いい音(サウンド)」である事は間違いない。しかし、それで”MA6450″の方が高音質とはいいきれないのだ。もちろん「真空管とトランジスタの差」等ではない。そのような刷り込みがなくとも中音域のナチュラル度は”TUBE-P01J”の方がやや上と感じるし、高低域の解像感なども後日さらに向上する可能性もないとはいえない。
もちろんそれはあくまで印象に過ぎない。測定器を用いた客観的なデータなんて出せないし、機器があるとしてデータを採る気もない。
そして、”MA6450″TREBLEつまみを一段下げ、BASSつまみを一段上げてやればほとんど差がなくなる事が分かった。
“TUBE-P01J”にトーンコントロール機能がないので、音色差の調整には当面はこの方法しかない。
その意味でも”音質”の差ではなく”音色の差”と使い分けている。とにかく高度で客観的な評価など期待されてないとは思うが、この記事の作成目的は「自分のため」が最優先なのでご了承下さい。

こんな風に書いてると「謙遜しててもアンプの音の差をちゃんと聴き分けている」ように見えなくもないが、それは断じて違う。
同時比較試聴しても “MA6450″と”NR-1608″の音色の差がぜ~んぜん分からない のですよ。(;`ー´)
以上、間違いなく”駄耳”である報告でした。
まだ次号に続きます・・・

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