お好み焼きは「きじ」が大事だが日本一は「福竹」

お好み焼き名店「きじ」でテイクアウトしてみた

大阪市北区の「新梅田食道街」の中にある、知る人ぞ知るお好み焼きの老舗「きじ」。
食事時(どき)に長蛇の列が出来ることで有名な店だが、その人気の秘密はもちろん本当に美味しいためらしい。
・・・らしいと逃げを打ったのは一度も体験していなかったから😅
大阪生まれの大阪育ちを自認し、当然「粉モン」大好きの自分としては不本意ながらまだ見ぬ聖地のままだった。
その理由は「きじ」の存在を知ったのが、昼食抜き生活を開始して軌道に乗った後だったからである。

昼間にランチとしてこんなボリュームのある食事をすることは考えられなかった。行列大嫌いだし・・・

そんなこんなでずっと機会がなかったのだが、ある日ふと「テイクアウトすれば良いではないか」と思い立った。
平日の昼時真っ只中だったが、行列もなくスムーズに注文出来て30分ほど経って再訪したら出来上がっていた。
そして、注文時に初めてメニュー表を見たのだが信じがたい驚愕の安さに面食らってしまった。
「超人気の秘密のひとつがこうゆうことか・・」と感慨深い思い。
「豚玉680円」や5種類具材の「ミックス焼き870円」なんて、大阪市内でもで最も地価の高い超一等地にある店の値付けではあり得ない。「新梅田食道街」はおそらく50年以上も改修していないし賃料もさほど上がっていないのだろう。
この店だけではなく、この食堂街にあるほとんどの飲食店が、町外れの店と変わらないような値付けである。

さてと。
お味は「さすが」の一言。実に旨いし「生地」の良さが際立っている。出来上がりから2時間以上も経ってこの旨さだから店内での焼き立てはどのレベルなのかは推して知るべしである。
海鮮材料に加えて牛すじの隠し味によるミックス焼きの味わい深さも素晴らしい。
どのくらい旨いかを的確に表現する文章力はないが一応書いてみる。
少食生活を徹底しているので、このお好み焼きも2度に渡って完食したのだが、2度目の温めの味は改悪前のセブンイレブンの冷凍お好み焼きと同レベルに旨かった。
もちろんこれは「きじ」のお好み焼きに対する低評価ではなく、3度目の温め直しとセブンの冷凍お好み焼きが同レベルに感じられたということに過ぎない。何ともややこしい書き方になってしまったのでこの辺で・・・😅

補足しておくと「日本一美味しい」とまでは言えない。
それは、10年くらい前に体験した東京都大田区にある「福竹」さんです。
もう一度行きたいお好み焼き店 No.1。

名物女将のレシピうんちく解(怪)説で有名な店だが、新鮮キャベツの旨味を最大限に生かしたお好み焼きは比類がないと評価している。バックヤードで奮戦するご主人が質の良いキャベツを毎朝市場へ買い出しに通われているとのこと。
動画の出演者はそれが分かってないようだが今も健在らしい。百聞は一見にしかずなので動画をどうぞ。
本体が焼き上がるまでに出される「はんぺん焼き」も超絶の旨さでした。

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