これが4Kプロジェクターの高画質だ
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映像はフルHDで十分に納得満足出来ていた。
プロジェクターでの主な視聴対象である映画作品のメディアがそもそも4Kコンテンツなんてほぼないに等しい状況だし、近い将来も劇的に改善するようには思えなかった。しかし、あることに気がついてしまった。
動画配信サービスの音楽コンテンツが豊富にある事を知ってしまったのだった。
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4Kプロジェクター苦難の道
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プロジェクターを入れ替えてから、4K出力でこんなことになってしまった。こんな不具合は初体験。
何が不具合かというと、液晶テレビもプロジェクターもケーブルもこの問題に該当しないのだ。
最も障害になっていたのが、10年以上前の設備である簡易シアタールームでAVアンプとプロジェクター設置場所を結ぶHDMIケーブル。最も古い旧規格の製品だが15mの距離でも問題もなく通信してくれていた。
しかし4Kを望むなら壁面と天井裏に配線されたケーブルを丸ごと入れ替える必要がある。これが最大の難関であり、プロジェクター選定に関して大いに悩んだ理由のひとつだった。
そして、これで最後と決意しケーブル入れ替え工事を敢行した。元々PF管を通すだけなので本来はそんなに大変な作業でもないのだが、ちょっとワケがあって変則的配線に状態になっていた。
とはいえ決意すれば即実行で、約半日弱でハイスピードケーブルに入れ替え完了した。ところが直後の出画で上の写真の状態になってしまって一気に脱力してしまった・・・😔
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ただし犯人の見当はついていてやはり原因はこいつだった。4K対応を前面にうたった格安分配器。
ホームシアターとして1つのHDMI出力しかないAVアンプから液晶テレビとプロジェクターへ2系統同時出力するには必須のアイテムなのだが、4K出力にすると冒頭の異常メッセージになって画面がまったく表示されなくなる。
ただし、とにかく送料込みでも1,000円を切るとてつもない激安品なのだ。まともに動作しなくても文句はいえないのだが、導入してから数年間は正常動作してくれていた。それは出力解像度がすべて2Kまでだったからだと分かったのだった。
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ソースを2K(フルHD)出力のみにすると正常に動作する。「4K出力対応」はウソだったのだ。
しかしクレームをつけても仕方がないので超激安ではない、まともな製品に入れ替えることにした。
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「4K 60Hz HDR対応 同時出力 HDCP2.3 18Gbps HDMI スプリッター」という仕様を確認して購入した。
メーカー名は”DAIAD(ダイアド)”。ネット上の評価も上々で豊富な実績もあるらしい。
上級機器にグレードアップで問題解消
大幅にグレードアップしたわけだが、それでも送料込みでもわずか4,490円と激安品であることは変わらないが、超激安品と違うメタル筐体なのでそれだけで安心感がある。全端子が一方向に配置されているのも選択の決めてとなった。
一度設置してしまえばほぼ目にすることがないとはいえ、入出力端子が両側にあるのはケーブルのとぐろを巻く面積が倍増してムダに場所をとるわけで自分としては必須条件なのだ。
AVショップや家電量販店などでは高価な製品がゴロゴロ陳列されている状況で「ギリギリダメ元」の価格水準なのだが、大正解だった。
2週間ほど使用していて何の問題もなく安定して出力されていて、既に分配器の存在を忘れてしまっている。
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You Tube内で4K音楽コンテンツが豊富に配信されていることを知ったのが4Kプロジェクター導入の決め手となった。
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スクリーンに4K表示されても、寄り気味のアングルではフルHDとの差異はほとんど感じない・・・
風景や生物の高画質コンテンツでは、さすがに緻密さで明確な差はあるのだが常用視聴のコンテンツではその差はないに等しい。
ただ、フルHDプロジェクターではテキスト表示にわずかなにじみが感じられて、それが気になり不安が芽生えてもいた。
おそらく10年以上使い続けることになるだろうから、思い切って4Kプロジェクターに入れ替えたのだった。
定価176,880円と、フルHD機と約5万円の価格差があるが、それでも常設クーポンを利用で約15万円ほどで購入出来た。
しかも無料で純正スタンドがサービス品として付いてくるのでうまく処分出来れば更に実質価格が下る。
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電球ではなくLED発光なので発熱最小で省電力。寿命を気にする必要もない。起動は3秒程度で無音に近い動作音。
ハード的には文句の付けようがない素晴らしい製品ではあるが、このくそリモコンの使い勝手の悪さには閉口している。
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