ゲイシャとキリコ

衝動買いでスペシャルティコーヒーの王様とされる「ゲイシャ」コーヒー豆を買ってみた。(購入日は6月8日)
実に旨くて結果は上々である。品質は自己最高評価の「エチオピア・シダモ・ナチュラル」に近い。

コーヒーキャニスターでハズレを引いた

愛用の容器はワンタッチレバーで開閉が軽くてしっかり閉まるし、使い勝手が良くてデザインも気に入ったので3個も買ってしまったのが大失敗だった。使い始めて半月ほどでコーヒーキャニスターとしてはまったく用をなさないことが分かった。しかし3個もあるとキッチン管理者の眼があって捨てにくいのだ。
などとぼやいているが、この品はそもそもコーヒーキャニスターではないことが判明した。

パール金属の「レバーDE簡単ロックシステムコンテナ」シリーズ。
使った感想は、厳密な保存能力を期待しなければ使いやすくて丈夫だし、普通の食材保管容器としての品質は問題ないだろう。
人気商品のようで、時々イオンスーパーの店頭で良くみかけては、シンプルで洗練されたデザインだと気にしていた。単なる透明保管容器として展示されているが、逆さにしてもフタはしっかり密着したままだし、珈琲豆に使えるかもと。
そしてドリップコーヒーにはまって、そろそろ珈琲豆の保存方法を改善したいと思い始めていたある日、ついに某ロイヤルホームセンターのコーヒー容器売り場で見つけて衝動買いしてしまった。スーパーの展示品にはなかったラベルが付いた0.9L容器だった。
それにしても、誰だってこのラベルをみたらコーヒーキャニスターなのだと信じてしまうよな。

コーヒー豆をこの容器でそのまま保管してはならない

システムコンテナは既に半年くらい使っているのだが、とにかく空気密閉度が全然足りずコーヒー豆をそのまま投入していたら鮮度が数日で落ちてしまって使い物にならないので、豆購入時の包装袋を厳重にバインドして二重状態にしている。これでようやく3週間くらいは風味が保てるようになっている。
いや、それでは容器があってもなくても同じなのだが。
いくら何でも詐欺レベルではないかとメーカー情報を調べてみたら、用途にはコーヒー用なんてまったく説明はないことが分かった。「コーヒー豆のラベルはあくまでもイメージでして」などと逃げるのだろうな・・・
そもそも合計で2,000円しないような商品にクレームつけるような大人げないことはやめとこう。
そろそろ真空キャニスターなんかを検討してみるかな。どなたかいいのがあれば教えてください。
※バッグタイプでデザインが良いのを見つけたのでとりあえずチェックいれとこう。

おっと、記事タイトルは「ゲイシャとキリコ」だった。
「ゲイシャ」は珈琲通なら泣く子も黙るブランド豆種らしい。最近まで知らなかった。😅
先に書いてしまうが、本当にコーヒーに詳しい人なら、冒頭のコーヒー袋の写真のラベルを見て「カフェランテやんけ」と鼻で笑われてしまうかもしれない。
それはさておき、超スペシャルティコーヒーの中でもキングとされる「ゲイシャ」だが、やはりその品種(品質)もピンキリのようだ。

コーヒー好きになってもゲイシャを買うことは想像もしていなかった

「カフェランテ」はイオンモール四條畷(大阪府)店内にある珈琲豆主体の専門店。※写真は他の店舗
有名店の「カルディ」と雰囲気そっくりだし全く関係ないとはいえないかもしれない。少なくともカフェランテはイオン直営店のはず。同一モールで同居してるのを見たことがないから。でもウラ事情はどうでも良いか。
さて。この店では概ね200gの価格が600円から900円くらい。カルディと同水準かな。
久々に訪れたこの店の最高級品は、”ブルーマウンテンNo.1″、ではなく陳列ケース外にあった”エチオピア ゲレザゲイシャ”の1,500円だった。
思わず目が点になった。ふたつの意味で。
こんな(失礼!!😅)庶民相手のショップでお目にかかれるとは思ってもみなかった。そしてイメージより一桁安い!!

次回はちゃんと撮影予定

一杯4,000円とか7,500円とかで出しているカフェがあり「それでも超赤字の出血大サービス」なんて記事もあった。
インフレ中でも値上げしない庶民の味方で心強い(仕入れ業者は地獄かも😅)「イオンだから安いのは当たり前」とはいえ、いくらなんでも200g1,500円はないだろう。
おそらくゲイシャの中でもピンキリのキリに違いない・・・

豆の名称で(一応)成り立ちが分かる

ところで最近になってようやく覚えたのが、ちゃんとした珈琲豆には産地情報が明記されているということ。このブランドも正確には「ゲシャ」らしいが国内では「ゲイシャ」で通っているようだ。語感が悪くて発音しにくいしね。
珈琲豆の名称は、産地国名 / 地域 / 農園 という3つの情報が名称にそのまま使われることが多いようだ。
今回見つけたのは「エチオピア国のゲレザ地方のゲシャ地域」を意味している。ということは、怪しい出自ではないはずだが、農園名表記がないとはいえ、何で信じられないくらい安いのか。
答えは、超高級品種の場合は産地国が“パナマ”であることと、”エスメラルダ・マリオ”という特別な品種であることが重要なキーになっているようだ。いや、ネットでちょっと調べたって良くわからんのでこのくらいでやめよう。

自分的に「もうこれ以上は要らん」と最高評価しているのがロクメイコーヒーの「エチオピア シダモ グジ シャキッソ ナチュラル」。めんどくさいので買うときは「エチオピア・ナチュラル」で通している。
“グジ”は農園名だろうが”シャキッソ”がちょっと気になるな。ナチュラルが焙煎方法かな。今度店に行ったら聞いてみよう。店員も知らなかったりして・・・いやそれはないか。😅
こちらは250gパックで2,000円でなのでイオンのゲイシャとコスパは同等。

エチオピア・シダモ vs エチオピア・ゲイシャ

いちおう、あおり風見出しにしたが、対決なんてしてません。今は一杯あたり12gなので100円てとこかな。
書いてる時点では”シダモ”の在庫がないし、どっちも原価が高いので同時の見比べなんてやる気はない。😅

ただし、直接飲み比べなんかしなくても答えははっきり出てる。飲む前から分かってたが。
何度も書いてるけど、好みは酸味のあるフルーティー系。苦味の好きな人には何の参考にもならないです。

エチオピア・シダモを100点とするとエチオピア・ゲイシャは85点

どちらもすごく旨いのだけど、”シダモ”の方がフルーティー度とコクの深さが1ランク上である。
とはいえ購入時点から”シダモ”には焙煎3日以内という圧倒的アドバンテージがあるので比較する意味がないのだが、その意味ではどれくらい店頭在庫になってたのか不明の「イオンのゲイシャ」は大健闘ともいえる。
第一投での泡の膨らみ方とコーヒードームの出来具合に大きな差があるので在庫期間も想像できる。
ちょうど”ゲイシャ”が残り少なくなったので次に”シダモ”を買ったら確認してみよう。

ちなみに常用の「有機珈琲オリジナルブレンド」は75点かな。
以前の愛用品だった「プレミアムブレンド」が値上がりして
しまいほぼ同価格になったので買うのは有機珈琲のみ。

点数についてはもちろん勝手な自己満足の無責任採点なのだが、少し前まで行きつけだったまほろば珈琲店のブレンドコーヒーを50点としてる。

ということで。

だらだら長くなり過ぎて疲れたので、キリコはまた次号になります。誰も期待してないと思うが・・・😅

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