フレッツ光のギガ回線からNURO光に変わったらきっちり2倍の速度になった
2022年9月1日に契約し、9月8日に宅内配線と機器設置。順調に9月22日午後に開通した。
事前の説明どおりにちょうど3週間で切り替わったことになるが、実際にはNTTフレッツ回線も生きている。
これまでは長年ずっとNTTとの契約しかしてなかったので、光回線が2種類混在することの実感が沸かないのだが、今はまぁそういう状態。NURO光の電話回線の開通が2週間程度かかるということで、まだNTTフレッツの解約をしていない。
第三者にはどうでも良いことだが、同時にふたつの光回線が使用可能というのは悪い気はしない。
カタチの上では二重契約状態だが、もちろんそこは考慮されていてNURO光の支払いが始まるのは2ヶ月後ということなので、フレッツ解約までちょっと得した気分である。
しかし、開通後に測定した結果、一時的にでもフレッツに戻してみようかという考えは消え去った。
NURO光はやっぱりスゴい
左が有線LAN、右がiPhoneでのWiFi 測定結果である。900Mbps超えは未体験ゾーン。
900Mbps前後の成績は早朝でも日中でも深夜でも安定していてほとんど結果は変わらない。
最近はフレッツでも安定して300~400Mbpsくらいは出ていたのだが、見事に2倍以上となった。
それ以上に、40~70Mbps程度だった無線LANの速度が5倍以上に向上したのは予想外。😲
フレッツ光が公称最大1Gbps、NURO光が2Gbpsなので2倍速いとはいえ、それはあくまで最大値だから有線LANで常時2倍速くなるとまでの期待もしていなかった。
NURO光はプロバイダー一体型サービスなので、既設ONUのLANポートから新ルーターのLANポートに幹線ケーブルを差し替えるだけで回線移行が完結。回線と別に行っていたプロバイダーの契約や設定のわずらわしさから解放されるのもうれしい。
しかも、SONYの「ONU一体型サービスルーター」は有線LAN2.5Gbpsに加えてWiFi6(9.6Gbps)無線LAN内蔵で”事務手数料”という名目で何と実質買取価格5,500円という大サービス品。
もちろんレンタル料金など発生しないので、これだけでもNURO光にする価値がある・・・というのは言い過ぎですが😅。
モバイル機器での測定結果が冴えない理由
通信機器の設置場所は2階小屋裏、つまり3階に相当するのでモバイル機器からのWiFi接続はハンディがある。
2階の部屋から測定したiPhoneSE2(WiFi6対応!)のダウンロード速度が”わずか”315Mbpsという成績はそのためだろう。
とはいえ、2階に設置していた旧来の無線LANルーターとの接続で100Mbpsを超えたことがないので大幅な高性能化が実現したことは間違いない。
通信速度が2倍に向上した要因についての考察
“考察”などとエラそうに構えずとも、ここまで速くなった要因はシロートでもいくつも考えられる。
- 回線自体の品質向上
- 中継局が近距離に出来た
- 居住地域圏内のユーザー数の少なさ
- プロバイダーの変更
- ONUとルーターの性能向上
- WiFi 送信性能の向上
- 諸々の要因で有線LAN設備の限界まで向上
現状の設備で1Gbpsを超えることはない
大抵の個人宅も同様と思われるが、わが家のLANシステムはすべて1000BASE-T(1ギガ)対応である。
スイッチングハブや無線ルーターも最大1Gbpsまで。ケーブルはほとんどがカテゴリ5e。
この記事を書いているPCのLANポートも1000BASE-T仕様。これで1Gbpsを超えたらおかしいわね・・・
NURO光で支給されたSONYの最新通信機器は、実に「ONU+ルーター+有線LAN+無線LAN」が全部入り。しかもプロバイダー設定も不要。
これ一台で全部完結という豪華版だが、設置された製品の品番は「NSD-G1000T」って・・・名前だけみてただのギガ対応かと疑ってしまった。
※無線LANは有線LANより圧倒的に速いWiFi6(実に9.6Gbps)対応!!
いやそんなはずないやろとあらためて説明書に目を通してみたらLAN1ポートに接続した場合のみ2.5GBASE-Tで、他のポートへの接続では1000BASE-Tになってしまうという落とし穴があることが分かった。
実はこの記事を書くまではなんとなく光りものを避けてLAN2ポートに接続していたのだった。😅
とはいえLAN1ポートに接続し直しても今以上に改善することはなかった。つまり現用設備の性能限界のようなので今後は測定をしないことにした。
今後もオンラインゲームなどしないし常時300Mbps超でも十分すぎの過剰性能なわけで、それが倍速化したのだから大満足。
通信設備を全面改修すれば1Gbpsを軽く超える環境が実現するかもしれないが、自分の利用範囲では当面そんなニーズがまったくありません。気が向いたら数年後くらいには・・・かな。😊
いや、もう有線LANを廃止してWiFi6に統一してしまうのもありか・・・😅
既にWiFi6まで実現しているのだから、この先有線LANも不要かもしれない。悩みはつきません。
後日、2FでもNDS-G1000Tとの直接接続では下記のように軽く500Mbps前後という成績を叩き出してくれた。
WiFi6環境があれば、時代遅れの有線LANは不要になる?
現状以上の性能向上策は考えないようにしていたが、iPhoneSE2はWiFi6(最大9.6Gbps)対応のはずなので、ちょっと旧式WiFiルーター経由とはいえ冒頭のダウンロード速度315Mbpsという結果はいかにも物足りないのが気になる。
そんなわけで、2階と3階の物理的不利をなくすためルーターの至近距離でテストしてみた。
蛇足 – iPhoneSE2では1.2Gbpsまで ?
ちょっと真面目な記事を書こうとするとしんどいなぁ・・・
いくらお気楽ブログでも、”NURO光“という旬のキーワードで多くの人が見に来るだろうと予想される記事には、ありきたりな手抜き記事は許されないというプライドがある。
エビデンスが重要なわけ。というわけで、この記事もほぼ3日がかりです。😊
さて。手持ちの高速WiFi端末はiPhoneSE2なので実測出来るのはここまで。
気になるのはSE2の正式WiFi仕様だがこれが全然見つからないので困った。
あらためて調べてみても役に立たない内容のものばかりでまともな情報にたどり着けない。😣
出てくるのは何の役にも立たないカタログ仕様の説明記事ばかりで実機レビューも見つからない。
頼みの綱でかんじんのAppleの公式情報でもSE2の説明はなくてあいまいな記述・・・
いちおう信頼の置けるインプレスのサイトでも「Wi-Fi 6といっても速度はさまざまで、ローエンド機種では5GHz帯の速度は1201Mbps」との記述を見つけたのでこれで正解としておく。
WiFi6といっても、こんなに性能差があるのだな。SONYの最新高性能ルーターが9.6Gbps対応としても、光回線自体が最大2Gbpsのベストエフォートでありそれを享受する側が最大1.2Gbpsなら、有線LANと大差ないという事実も理解出来る。
送信機から至近距離であれば600Mbps近く出るのが分かっただけでも収穫だった。
この記事を書くまで無線LANに関する知識はゼロに近かったのでベンキョーになりましたわ。😊
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