イルミネーション電球の交換実施
かなりの期間、断捨離するかどうか迷いに迷っていたMcIntoshアンプ”MA6450″。
ボリュームの1個にガリが発生しているのと、ブルーのメーターガラスに若干曇りを感じる以外は不具合なく正常動作しているので、現状ならヤフオクで20万円前後で売れることが期待出来る。修理するとしても料金がはいくらかかるか分からない。
何年も悩んできた、所有する趣味嗜好品の中で最も重く扱いにくいお荷物であり、ぎりぎりの決断だった。
クルマ同様に工業製品なのだし、いつかまた欲しくなれば買えばいいさ・・・とはならない。
自分はMcIntosh信奉者でもないので、巨大なサイズと重量の数百万円の製品群には関心がない。
この”MA6450″のコンパクトさが気に入っているのだから、余裕があれば別のモデルを買えば良いとは考えないのだ。
そもそも、今は最安製品でも新品は80万円以上もする。将来さらに手が届かなくなるだろう。
ひとえにフロントパネルのイルミネーションとブルーのVUメーターに象徴される高品質イメージに魅了されている。
このアンプのサウンドに感銘を受けているわけでもなく(買う前の試聴すらしてないし😅)、今は3~5万円くらいの国産新製品の方がアンプとしての性能は上かもしれないが、AVアンプを常用する自分の使用環境ではプリメインアンプそのものが無用の長物だから比較の意味がない。
とにかく我がMcIntoshアンプは何十年経っても見飽きることのないフロントマスクがすべてである。
断捨離を検討したきっかけは、魅力の源泉であるイルミネーションの劣化への懸念。輝度が低下して来ている気もする。
正常にみえるが、使われているのは昔ながらの単なる電球。しかも基板にはんだ付けされているので気軽に交換とはいかない。電球も規格が合えば良いとはならない。色味が変わるとこの雰囲気が台無しになるリスクもある。
修理といってもどこに依頼すれば良いのか
さて。年末に修理を決断して1月8日に正規ディーラーのエレクリへ発送した。
修理なら正規代理店以外の選択肢なんて考える必要もないのだが、30年近く前の製品だから修理不可と単純に思い込んでいたのだった。そのために数年間も悩んでいた最大の理由は料金水準以前に依頼先の選定だった。
電球交換だけの予算は5万円。
数カ所のヴィンテージオーディオ業者に見積依頼してみた結果、料金は安い個人業者でも88,000円~専門店150,000円前後で納期は3ヶ月から半年。高級機に属する古いブランド品なので驚きはないが。😅
そして留意すべきは電球交換の見積であって、オーバーホールではないこと。
バカバカしいなと、修理をあきらめてヤフオク出品を決意して梱包の準備中にふと思いついた。
先に見ていたエレクリのトップページに「修理受付不可」とはっきりと書いてあったし、メーカーが修理を受け付けてくれないだろうと思い込んでいたのだがダメ元で聞いてみよう。
いや、昨年は受付不可になっていたのだ。
いま、見直してみるとあれれ??である。
今から思うと正規代理店なのに修理受付不可なんておかしなハナシだし諸般の事情だったのだろうが、とにかくめげずに電話してみたら、モデル名を確認後快諾された。😄
修理品は直送で良いが代金収受の問題があるので連絡はショップを経由してもらいたいという条件で、購入店に相談したら快諾され一件落着となった。
安心のエレクトリ(正規代理店)修理で理想的な問題解決
1月8日発送で、3月6日に戻ってきた。納期はかなりかかると念を押されていたが案外早く帰ってきて拍子抜け。
ラックの上に設置してみたらさすがの存在感。McIntosh製品ではこれで最小サイズなのだけどね。😅
奥行き感がすごいので今まで意識してなかった重厚感も感じるし、しばらくはこのままで使ってみよう。
ボリュームガリの問題があったので見積が出るまではヒヤヒヤしていたのだが、十分予算範囲なので大満足。予防保全なのだろうが、頼んでもいないコンデンサ交換までしてくれての65,340円は10年前の電球のみ交換料金よりも安く済んだ。
唯一誤算だったのが、カンタンだろうと思っていたメーターガラスが電子基板と一体化の構造でにクリーニングは不可能のため、フロントパネル自体の交換となり、その見積金額は約11万円だった。今から思うと、それで外見上は完全な新品状態になるのだから、やっとけば良かったと少し後悔している。
しかし、点灯状態では至近距離で良く見ないと分からない程度なので実害はない。新たな予算と熱意が出来たらまた頼んでみよう。
これであと10年間(?)は安心して愛用出来るだろう。エレクトリさんに感謝。\(^o^)/
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