引き戸のソフトクローズ機能復旧要領
よほど変わった構造でない限り住宅に必ず存在するのがドア。
そしてフツーに「部屋のドア」というと丁番を支点に開閉するスイング式を指すだろう。
しかし、個人的には部屋の扉としては今や弱点が解消された引き戸(スライドドア)式が圧倒的に実用的と考えている。
あまり一般的ではないかもしれないが、自宅では写真のような引き戸を多用している。数えてみたら、実に5ヶ所も使用していた。
自分としては、普通のスイング式ドアよりも余計な場所をとらずフルオープンにできるので、実に気にいっている。厳密にみれば防音性能上は若干不利なのだが、大音量で音楽や映画鑑賞などすれば、どうせ壁や床を通り越して家中に轟音が響き渡ることになるので関係ない。
この引き戸という建具は古い日本家屋で多く使われていた、というよりほとんどそれしかなかった。レールと戸車式のアレである。
ある時期(いわゆる高度成長期?)から集合住宅や和洋折衷住宅が主流となり洋式スイングドアに席巻されてからは排除に近い不遇の時期が長く続き、今では食器棚さえもスイング扉(これは便利)が多用されるようになっている。しかし近年では緩衝機能のついたソフトクローズ式が発明されてからはその良さが見直され、適材適所で徐々にその地位を取り戻しつつある。
※完全に個人の感想ですが😅
引き戸の欠点としては、扉の収納部にやや奥行きを取ることとそれ以上に閉める時に気を使う必要があることだった。少し乱暴に開閉すると「ガシィーン」とかいう感じで、閉まった反動で跳ね返ったり、大きな音を立てたり、ガラス戸だったりすると更に気を使わせられる存在だった。(育ちの良さというものが大きく影響)
しかし、ずいぶん以前から引き戸が閉まる直前にスローモーションのようにゆっくりと閉まるソフトクローズ機能が内蔵されるようになって地位が向上した。自宅も幸全てがこのソフトクローズになっているので、実に使い勝手が良い。
今やキッチンの引き出しや軽自動車のスライドドアだってソフトクローズになっているし動画を出すまでもないだろう。
ただ、数年に1階ぐらい忘れた頃に、引き戸が写真のようにちゃんと閉まらず、途中で止まってちゃんと閉まらなくなってしまうことがある。
実は、この治し方は簡単なのだが、忘れた頃にたまにしか発生しないので思い出せないし、面倒になってプロに依頼しようかとさえ一瞬だが考えたりする。これこそブログに残しておくべきだろうと考え、恥を忍んで記事にすることにしたって感じ。
このような状態になった場合、構造がデリケートな仕組みであることを想像すると、力まかせに無理矢理閉めたり開けたりする事は厳禁である。
調べてみると、ソフトクローズの構造は様々あるようだ。おそらく自宅の建具は少し古い方式かもしれないが、引き戸に内蔵したスプリング式のローラーで動作するようになっている。
ただ、単に引き戸を外して上端部を見てみても不具合らしい箇所は分からない。ローラーも中心にちゃんとついているし、ぐらぐらしていることもない。そして開口部上部の辺ブラケットのような部品も特に調整部分もないようだし、ぐらついたりといった不具合も全く行見受けられない。しっかりとついている。下部に至っては何もについていない。
10年ほど前にいちどこの不具合を自分で直したことがあるのだが、どうしてもどうやったら方法で直したのか記憶が思い出せない。そこで、YouTube動画で調べてみたら、家の引き戸に同じ方式の動画を見つけて参考にさせてもらった。
仕組みが分かってみると実に単純な故障であり、内臓のローラーが反対側に倒れてしまってしまっていたのを元の位置に戻しただけである。
10年ぐらいしてまた同じことが起きると困るので、ブログに残しておく。
お恥ずかしい話ですが、誰かの参考になれたらちょっと幸いです。😄
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