エネループの寿命は???

エネループの性能測定が驚きの結果に

「エネループ」とは、知る人ぞ知る元三洋電機が2005年に発売した、初の家庭用充電池である。
一般消費者用の乾電池互換品として実用的に問題ない性能を備えた、おそらく初の画期的製品。
おかげで使い捨て消耗品である通常のアルカリ乾電池の購入数が激減した。大助かりである。
製品の特性上、エチケットカッターのような起動時に高電圧と大容量電流が必要な用途には向かないと理解しているので、通常のアルカリ性乾電池との100%の置き換えまでは至っていない。

実用性能の高さに惚れ込み、ちまちまと買いためた単3形エネループの予備はいつの間にか21本に達していた。
写っているのは総数25本だが、そのうち4本はWii U のバランスWiiU ボードから取り出したもの。
生活必需品として、時計やリモコンやPCマウス・LED照明器具などでさらに20本以上所有しているが正確な本数は把握していない。

エネループ実使用で正常値80%以上の奇跡

そして検査結果で使用不能と判定したのが、実用上の規定電圧を満たさず✕印を付けた手前の2本。
残りはすべて長期保存の状態で1.38V~1.28Vを保っている。


ほぼ15年間経過した今でも生存率80%であり、エネループの実力はまさに驚異的といえる。

一度は全数測定しておこうかと考えたきっかけは、毎朝の簡易筋トレで常用しているバランスWii U ボードの電池交換後に正常作動しなかったこと。月に1回程度の頻度で交換をうながされるる。一瞬ついにバランスWii ボードの寿命かという不安がアタマを駆け巡ったのだが、ここは冷静に科学的考察をと考えた。

そして判明したのが、交換した4本のうちの2本が 1.1V と、規定電圧に達していなかったこと。
エネループの電池交換で正常動作しないの(廃棄処分)は初体験で、これは相当にスゴイと思う。
満充電でこの値なので寿命を迎えたことは明白。バランスWiiUボードの電池交換は、あえてランダムに行っていたので電圧低下という異変が判明するまで時間を要したのだった。
とはいえ、死んだ充電池の購入日が実に 2009年4月23日!!
いつかは役に立つかもと時折貼っていたラベルのおかげで、実に15年間近くも性能を維持していたという驚異的事実も確認できた。

15年経っても初期性能を維持って・・・奇跡でしょ

そして、いちいち撮影していないが、最古参の”2007年3月10日”の単3形エネループが、満充電時に 1.435V という信じがたい品質。新品のときとほとんど差がないのでは??
エネループの設計仕様ってどんなだったか覚えてないが、これまでの15年間で優に数百本以上の単3形乾電池を無駄に購入&廃棄せずに済んでいるのも紛れもない事実。
後を継いだPanasonicも、改良は出来ても画期的ブレイクスルーには至っていないようなので、手持ちのエネループと自分の残り寿命の比較をするのも一興ではある。
れ? 何か平々凡々なシメになったが、まぁいいか。( ´ー`)

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