40年(位)前の家具修理に挑む

メーカーさんの神対応に感謝

この部品を見て、何の用途のものか分かる人はいるだろうか ? 約1名いる気がするが ( ´ー`)

などともったいぶるのは良くないのでご紹介。食器棚などでも使われている、ちょっと高級で精密な「スライド丁番」です。右の写真では分かりにくいが、ベース部の一部が割れてしまい扉がきちんと閉まらなくなって困っていた。
普通に使っていたら壊れるはずがない。何でこんな頑丈な部品が破損してしまったかは、恥ずかしいのでここでは書けない。( ;´・ω・`)
大阪市在住だった40年くらい前に、当時の近所の中堅家具屋さんで買ったワードローブ(洋服タンス)の部品。
家具屋はとっくのムカシに閉店しているし、家具のメーカーだって実在するのか分からない。
複雑な構造に見えるが、部品としてはネジで固定されているだけなので、交換すれば済む案件。しかし、この”スライド丁番”という部品は実に多くの製品があり、モノタロウなどで検索してもどれも微妙にサイズや構造が異なっていて、どれを入手しても合うようには思えない。などとウジウジと悩んでいたが、一念発起して丁番を取り外し、マジマジと眺めていたら、品番やらメーカー名らしい刻印を発見した。

この写真では分かりにくいが、上方にある”MURAKOSHI”がメーカー名だろう。こんなのを造っているメーカーは限られているだろうし、もし廃業してたら・・・
いや失礼、検索してみたらビンゴ!! 「株式会社ムラコシ精工」さんだった。
品番らしい”BX232″の名称と複数の写真をお問い合わせフォームで質問したら、翌日には返信が来て「廃番製品だが現行製品でおそらく互換性があるはずなのでサイズを測って送って」とのことだったので下の写真を送信した。

翌日には返信が来て、複数の適合製品があるとのことで更に詳細な確認事項を何度か経て確定し、オンラインショップで受け付けてくれることになった。こんなニッチ商品でも一般販売してくれるとは予想していなかったので嬉しい驚きでもあった。

適合製品は MFA6H7C99(キャッチ付)(全カブセ)と、ベース部分の BA232Z04 の組み合わせ。
あらゆるディスカウントショップより圧倒的に安い 1,056円(4セット) +送料なのだった。
3日後くらいに届いた、あこがれの製品。もうこれで一安心である。

こわれた部品を取り外し、ピカピカの新品に交換して一件落着となった。( ´ー`)

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