Linux で快適Windows 環境が実現

LinuxとWindowsの共存が難題だったはずが、リモートデスクトップで一挙に問題解決してしまった。
Linux 上であることを忘れるほど、常用PCが何の違和感もなく動いている。コングラチュレーション!!

このスクリーンショットは、旧式PC(DELL Opiplex3020)の ubuntu からのリモートセッションである。
親機はCore i3-4150でメモリは実に4GBのまま。しかしリモート画面では常用PC性能のまま動作している。
※追記 あまりにしょぼいので、その後死蔵品活用で8GBに増強し、OS起動は爆速になった
リモートアプリは ANYDESK だがWindowsのRDP(リモートデスクトップ)でも性能はおそらく同じ。
ANYDESK を愛用しているのは、RDPでは不可能なルータ超えが可能なこと。すなわちLAN外(自宅と職場など)でも問題なく機能するのが最大の違いである。
数年間利用しているが、素晴らしい安定性でこれまでトラブルは一切ない。外部通信にまつわるセキュリティの懸念はもちろんあるが、送受信用のIPアドレス制限をちゃんと設定すれば安心である…と思っている。
その場合、すべてのIPアドレス V4(V6)を固定しなければならない。今はまだやってないが。(;`ー´)
リモート先のパソコンの性能・操作性・周辺機器等がそのまま活かせるので、何のストレスもない。
キーボードとマウスもそのまま。そして今、この記事も昨日までと同じ感覚で違和感もなくYouTubeのBGMを聴きながら書けている。快適である。とはいえ何の障害もなく実現したわけではない。

ubuntu24 でANYDESK を利用する場合の注意点

ubuntu から Windows へは難なくリモート操作が実現したが、逆方向がどうしても出来なかった。

ステータスは「画面送信サーバー機能をサポートしていない」らしい。
終わった…( ≧Д≦)
いや、簡単な文言だし検索してみれば良いのだが、何しろマイナーなアプリだからなぁ( ;´・ω・`)

簡易な解決方法その1

とにかく、分からんことはGoogle検索してみる。
と、参考になる記事がすぐに見つかった。
ログイン時にさりげなく右下に存在している小さなアイコンをクリックすると”ubuntu”と”ubuntu on Xorg”というメニューが出現した。これかぁ!?
どこかで見たような Xorg という用語はLinux の画面ドライバー(?)らしい。
前バージョンでは問題なくANYDESKが機能していたので、24.04 版ではオプション扱いになったようだ。
Xorg 選択状態でログインすると、ANYDESK が正常に機能するようになった。

一件落着でもう安心。ではない。毎回この操作が必要なようではめんどくさい。記憶されていた気もするが…

ubuntu on Xorg をデフォルトに変更する

もうちょいちゃんと検索してみたら見つかった
環境設定用の”/etc/gdm3/custom.conf” で “WaylandEnable=false” とすれば良いようだ。
場所さえ分かれば、前バージョンから劇的に使いやすくなったファイルブラウザーとテキストエディタでサクッと内容修正できる。

ルートフォオルダが表示されないので
その他の場所で”ubuntu”を選択
etc フォルダからたどると
たしかにありました (´∀`)

テキストエディタは標準搭載されていて、ファイルのダブルクリックで開けるし、フツーに使える。
#WaylandEnable=false の #を削除すればOK。Wayland の選択肢をなくすという意味かな。
果たしてどうなるか。テキストエディタを保存終了して再起動すると、ミニメニューが表示されなくなりXorg デフォルト状態でログイン出来た。Linux初心者にとってはカーソル移動さえも地獄のような操作性のVIMテキストエディタがまともに使えるようになったのが、最新版のうれしいポイントのひとつ。

リモート画面から ubuntu に戻るには

さて。ここまで気分良くリモート画面で記事を書いてきたが、考えてみると完全に全画面状態である。
はて、どうやって親画面に戻れば良いのかが分からなくてあせった…
答えは親機(?)のマウス操作で画面最上端を指せば良いのだった。上部のANYDESKの”ディスプレイ”メニューから”全画面モード”をクリックでOKだった。
リモート画面表示後にこのメニューで全画面表示していたのを忘れていたのだった。

スクリーンセーバーはOFFに

さて。記事を書き始めていくらも経たないうちに画面がだんだん暗くなってきた。マウスを動かすと元通りに明るくなったので、まだやるべきことが残っていたのに気づいた。
ubuntu の設定メニューで”Blank Screenn Delay”が5分になっていたので”しない(無効)”に変更。

これで、OS完全移行に向けて日常用途には ubuntu を整備しつつ、必要に応じて一瞬でWindows に切替という理想環境になった。Windowsでしか動作しないツールはどうしても残さねばならないので近日中に常用PC2台のWindows10 を今月中に Windows11 にアップグレードする決意をした。裏技が使える間に、である。
まだまだ書くべきネタは続くが本日はこれまで。
とりあえずは朝トレ後のスパークリングワインで乾杯しようか。( ゚∀゚)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA