「とったらリモコン」突然死と復活の顛末

シアタールームに不可欠なアイテムのひとつが「調光」。
きちんとした食事には、気の利いた食器や洗練された盛り付けが必要なのと同様、シアタールームの照明設備としては、ダウンライトやスポットライト、はたまた間接照明が必須。
天井に付いた蛍光灯のシーリングライトが、部屋の隅々まで明るい青白い光を拡散しているだけで失格である。
とはいえ、コストの制約があり、ウチはダウンライトのみであるが、調光システムは絶対に外せない。
ぜいたくすればキリがないが、いろいろ検討の結果、松下電工の素晴らしすぎるアイデア商品を採用した。
製品名は、そのまんまの「とったらリモコン」( ´ー`)
とったらリモコンの不調
右側が従来からある調光機能付きのスイッチ。壁に付けたブラケット器具用としている。
そして、左側のスイッチがダウンライト用。見た目はただのスイッチなのだが・・・
とったらリモコンの不調
スイッチのハンドル部分を取り外す事が出来る。ハンドルは弱めのマグネットで固定されているだけなのでカンタン。
とったらリモコンの不調
取り外したハンドルの裏側はこうなっている。任意の照度に調整出来る。さらに、好みの照度で固定する事も可能。
60分で消灯するタイマー機能もある。
照度を設定した状態で”切/入”ボタンを押すと、1~2秒程度かけてじわっと点灯または消灯する。
個人的には、もう少し長めにしたいのだが、残念ながらこの動作時間の調整までは出来ない。
さて。これだけでは、それほどありがたみがないような気もするが、この製品の着想が優れているのは、既設の壁スイッチと取り替えるだけでこの機能を実現出来る点にある。既設の住宅照明のほとんどを占める、リモコンも照度調整機能もない照明設備であっても、容易にリモコン式の調光機能が得られるわけである。これはけっこう凄いと思うのだ。
※ただし、当然というべきか、調光機能は白熱灯に限られる。
学習リモコンのマクロ機能に組み込めば、安価な投資で本格的なシアタールームシステムが実現するというわけ。
とったらリモコンの不調
化粧パネルを取り外すとこんな感じ。
とったらリモコンの不調
さらに、スイッチ部品を取り出してみたところ。
なんで、わざわざここまでしているのかというと、スイッチが使えなくなったためである。( ̄Д ̄)
自宅には「とったらリモコン」は2箇所に設置してあるが、そのうちの1個が1ヶ月ほど前から操作不能となった。すなわちまったく照明が点灯しなくなってしまったのである。寝室の予備照明であり、大して影響のない場所なのでそのままにしてあったが、引き続きこのシアタールームまで同様の症状が発生。こりゃぁ大変。ハンドル部の電池を新品に替えてみたが直らず。
わずか3年足らずで相次いで故障とは、この製品は設計にモンダイありかもしれない。
仕方ないので、とりあえず普通のスイッチに交換しようとしてバラして、ダメ元で配線を接続し直してみたら、何とあっさりと復旧してしまった。「再起動したら直ったって・・・Windowsか、お前は!?」(゚д゚)

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コメント

コメント一覧 (2件)

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    いやー、助かりました。うちはちょうど2年なんですが、やはり全く反応しなくなり、電気屋さんに修理をお願いしていたのですが、なかなか来てくれないので、ブレーカーを落として自分でいじっていたのですが、分からないので調べていてこちらを発見いたしました。半信半疑でしたが、確かにリセットしたらあっさり良くなりました。なんなんですかね、このスイッチ。便利なんですけどね。
    本当にどうもありがとうございました。

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    PASS: 4b3d6d4cd3e5de7c254494f08d1b4930
    コメントありがとうございます。
    そうですか。三箇所で発生したとなるとメーカーにクレームを入れた方が良さそうですね。
    特定のロットのみとの可能性も考えられますが、不良品に変わりはないですから。
    他の方面からも情報をもらいやすいように、記事のタイトルを変えました。
    進展があれば、また記事にします。

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