地域唯一の書店が消滅

老人性うつ病症候群のせいか、明るい話題が少ないので苦慮している。(`・ω・´)

今回は、20年間も親しんできた「三洋堂書店」閉店のおはなし。
2024年10月14日閉店となった。
奈良県北部の田舎町にしては立派な書店だった。生まれ育った大阪から奈良県民となって20年ほど経つ。
なんとも都合の良いめぐり合わせで、引っ越した当時から数年前までは良く利用していた。
田舎とは思えない品揃えに余裕あるスペースで、立ち読みならぬ”座り読み”が出来るいいお店だった。
とっくに前からデジタル時代なので書籍雑誌が衰退するのは避けられないご時世。
自分としてもこの店で書籍や雑誌を買ったのは思い出せないくらいの過去なのだった。
最近は古本コーナーや雑貨だけで辛うじて経営していた。

こんな事態になるとは、開店前は想像もしていなかっただろうな・・・
主力だったレンタルビデオが実質7泊8日で230円!週に2回は半額サービスなので実質110円ですよ。
たとえ230円だって、新作の仕入れは止められないだろうし、まったくビジネスが成立しないはず。
ここまで来たら本当にタダ同然だが、それでも利用客はごくわずか。借りるのも返すのもガソリン代の方が高くつくし「借りて・返す」という行動自体が今ではネックになっている。
それにしても、だいぶ前からDVDもブルーレイも同じ110円やで。
チェーン店なので辛うじて持ちこたえていたのだろう。最後は書店なのか雑貨屋なの分からん状態だった。
とはいえ「三洋堂書店」は今調べてみたらけっこう広範囲に展開している大手だったのだな。

気の利いた展示。
ふだん利用していないのに、最後ともなると現金なもので「もっと頑張って欲しかった」と惜しむ声が多いのだろうと眺めてみたら違ってた。
短冊のほとんどが「今までありがとう」だった。ちょっと心にしみました。( ´・ω・`)

お気に入りの店だったので何度かネタにしたはずだが、検索してみたら2本しかなかった。
懐かしのディアゴスティーニのアナログレコードネタだった・・・


これは閉店一日前の夜に記念撮影。
古本屋や雑貨などが「70%オフ」になったら何と駐車場がほぼ満車だった・・・

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