ファイルブラウザでマウントしたのに、他のソフトで反映されない
ubuntu のアプリセンターでは、数だけ多くても自分の用途に最適なアプリがないことが不満である。
画像ファイル管理用としてWindows では当たり前のように存在する、エクスプローラーのツリー表示と画像ビューアの両立。これが欲しかったのだ。このような機能を持つ画面がなければ画像を多用するブログは成り立たない。
しかし、ubuntuでこれを実現するまで困難を極めた。
写真管理用途でめぼしそうなアプリは画像ファイルをインポートするようなものばかり。
参考になるような記事にたどり着くまでに検索だけで1週間近くもかかってしまったのだ。(´д`)

悩みに悩んだ末についに発見した、 XnView MP アプリ。
しかし、初期状態では”network_drive”(NASの共有フォルダ)が表示されなかった。
過去に撮り貯めた写真ファイルはNASに保存してあるので、インポート方式のアプリなど論外だった。
GUI によるネットワークドライブの作成について、どんなに検索しても見つからない。
知ってみればわずか2行の簡単なコマンドで済んでしまうのでGUIアプリなんて不要なのだろうな。
最後は Gemini から回答を得たが結局はコマンド操作の解説。アプリを求めるのはアホと割り切ろう。
期限などないとはいえ、いつまでもGUIだけとこだわってばかりいられない。
ここさえ乗り越えればもう一歩で次の目的到達できるところまで来ている。ストレスも限界に達してついにGUi を断念して、ターミナルコマンドにせざるを得なかった。回答の解説文は簡潔明瞭で良く理解できた。
以下、質問も回答も原文のまま。
ubuntuのXnView MP でネットワークフォルダが表示されない
UbuntuのXnView MPでネットワークフォルダが表示されない場合、いくつかの原因と解決策が考えられます。
1. XnView MPのネットワークフォルダへの対応
- XnView MPは、デフォルトではWindowsのSMB/CIFS共有(
smb://
)に直接対応していません。そのため、ネットワークフォルダをマウントする必要があります。 - NFS共有(
nfs://
)の場合は、XnView MPで直接アクセスできる可能性があります。
2. ネットワークフォルダのマウント
- コマンドラインでのマウント:
sudo mount -t cifs //<サーバー>/<共有フォルダ> /mnt/<マウントポイント> -o user=username,password=password
- 例:
sudo mount -t cifs //192.168.1.10/shared /mnt/network_drive -o user=username,password=password
- マウント後、XnView MPで
/mnt/network_drive
にアクセスしてみてください。
- /etc/fstab の編集:
/etc/fstab
に以下の行を追加し、システム起動時に自動マウントするように設定します。//<サーバー>/<共有フォルダ> /mnt/<マウントポイント> <ファイルシステム> defaults,credentials=/home/<ユーザー名>/.smbcredentials 0 0
.smbcredentials
ファイルにユーザー名とパスワードを保存します。sudo chmod 600 /home/<ユーザー名>/.smbcredentials
で権限を設定します。- マウント後、XnView MPで
/mnt/network_drive
にアクセスしてみてください。
3. XnView MPの設定
- フォルダリストの更新:
- XnView MPのフォルダリストを更新してみてください。
- 隠しファイル/フォルダ:
- ネットワークフォルダが隠しファイル/フォルダとして設定されている可能性があります。
- XnView MPの設定で、隠しファイル/フォルダを表示するオプションを有効にしてみてください。
4. 実行したこと
“mkdir”でルート内の mnt フォルダに任意のドライブ名を作成する。
名称は”network_drive”でなくとも良い。2回目のコマンドでドライブ名がを一致させることが留意点。
$ sudo mkdir /mnt/network_drive
$ sudo mount -t cifs //192.168.1.○/data /mnt/network_drive -o,user=admin,password=○○○
“user”と”password”は共有フォルダに設定してある情報と一致していなければならない。
XnView MPを開き直すとようやく network_drive が現れた。ヾ(o´∀`o)ノ

これで日常用途に不足するツールは整備できたので、ubuntu ネタはいったんお休みとしよう。
コメント