土曜日の夕方、近鉄奈良線の「大和西大寺駅」にやって来た。自宅からはドアツードアで30分程度の程よい距離。
ここは良く利用しているのだが、いつもは北(反対)側にある「奈良ファミリー」でのショッピングが目的。
今回初めて南側出口から出る事になったので、ついでに初訪問となる”西大寺”でお参りしてみた。
この時刻、すでに”営業終了”のようでお堂の扉も閉まっていて、それを良いことに賽銭も入れずにガランガラン。
何のご利益もあるはずがないな・・・( ´ー`)
西大寺から徒歩2分。本当の目的はここ、”シンクンズハウス“。いわゆる隠れ家レストランである。
近場でいいステーキハウスがないか調べてみたところ、都合良く最初にヒットしたのでした。
値段がリーズナブルで、口コミも上々とあって期待しつつやって来た。
「どこかおいしいステーキハウスに行きたいなぁ・・・」と愛妻につぶやかれて急遽探索した結果発見しました。
うるさい愚息が、金曜日夜から二泊三日のバス旅行。サッカー遠征で石川県和倉温泉の立派なグラウンドまで、チームで出かけて行ったため、めったにない夫婦水入らずの休日となったのでありました。(;`ー´)
シェフが一人で切り盛りしている小さな店で、クレジットカードは使えないのでご注意。
最初は寡黙そうだったシェフの「シンクン」、徐々に饒舌になり、調理の合間に妙な事を始めだした。
「何やっとんねん」とツッコみたくなる、このお写真。
レストランのコース料理で待ち時間が発生するのは宿命なのだが、サービス精神旺盛なシェフ「ジンクン」が、合間合間に調理器具を使った大道芸人ばりの曲芸を見せてくれるのである。
予約してあった”Basic Dinner Cource”の食材。いかにも美味そうな和牛ステーキ肉が光っている。
角度を変えて端切れステーキ肉を撮る。これはシメの”ガーリック炒飯”用だそうである。
コース料理の最初のスープを鉄板で温めてくれるのだが、けっこう時間がかかる。その間野菜を炒めるのだが、ふたつの輪切り玉ねぎを上手く重ねて、内部に油を注入し、火山風に発火させるというナイスな演出である。
淡路産玉ねぎを元に戻すと、当たり前だが内部まできれいに火が通っている。
ここでようやくポタージュスープ登場。席についてから15分くらいかかっていたはずだが、シェフの数々のパフォーマンスの効果もあり、それほど待たされた感じはしない。
ガーリックやレッドペッパーが少し混入されていてメリハリのある味覚の、とても美味しいスープでした。
オードブルの準備中にも、ほとんど休みなく続くシンクンの曲芸。
ペッパーミルを後ろに投げて、そのまま背中でキャッチという荒業まで披露してくれた。
こんにゃくと豆腐のオードブル。
豆腐をつまんで定番のショット。
続いて、ぷりぷりのエビと鯛の鉄板焼き。これは二名分。曲芸だけではなく、ウデも確かなシンクンの料理。
どれをとっても食材の旨味が十分生かされていて美味しくいただけた。(´∀`)
こっちの方が旨そうに撮れたかな・・・
エビの尻尾も丁寧に焼いて、パリパリのせんべい風味にしてくれる。
※この写真は失敗。実際はちゃんと赤みのあるエビの尻尾でした。
サラダと焼き野菜も揃って、後は主役の登場待ち。
今回は久しぶりのテーブルフォトで気合が入り、三本のレンズを取っ替え引っ替えしていたため、面倒なレンズ名のロゴ入れは省略しております。あしからずご了承下さいませ。
長くなり過ぎたので、以下次号に続く。( ´ー`)
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