2年前の登場時からずっと気になっていた、SONYのカメラが”RX100″だった。
写真撮影の楽しさに目覚めてから、SONYのミラーレス一眼である”NEX”シリーズを愛用して来たのだが、一眼レフ機とくらべて圧倒的に小型ではあっても、コンデジからみれば圧倒的にデカイため、気軽に持ち歩く事は出来ない。
自分としてはかなりストレスが溜まっていた。いつでも持ち歩いて、思いついた時にさっと服のポケットやセカンドバッグから取り出して気軽に撮れるカメラであって欲しい。しかし、画質がミラーレス一眼から大きく劣るのでは意味がないというジレンマが解決出来ない限り、”NEX”から離れるわけには行かなかったのである。
“RX100M3″は、1万円程度で売られているフツーのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)とほぼ変わらないサイズと少し重いだけの重量(290g)で、機能的には奥の”NEX-7 + SEL1670Z”とほとんど変わらないという凄いヤツである。
外観は、どうみてもフツーのコンデジ。いつでもどこにでも持ち出せる、そのイージーさが最大の魅力。
そして、少なくとも自分の利用シーンでは、おそらく”NEX-7 + SEL1670Z”と遜色ない高画質のはず。
電源オンで延びるズームレンズの胴体だが、これもフツーのコンデジと変わらない。
撮影方法がいい加減なため、となりの”NEX-7″とそれほど変わらないようにも見えるが実際には圧倒的に小さい。
かなり迷いつつ、”RX100″に手を出さなかった最大の理由が、マクロ撮影に弱い事とファインダーがなかった事。
どちらも”RX100M3″となって解消されたので、買わない理由がなくなってしまった。(;`ー´)
「どうせファインダーがないのなら・・・」と思い、泣く子も黙る高級機種の”RX1″を衝動買いしてしまったのだが、結局使いこなせないまま売却してしまった苦い経験もあるのは以前に書いた通り。
とってもいいです、このファインダー。”NEX-7″よりもひとまわり以上小さいが視認性も画質も問題ないし、接眼センサーにより、ファインダーを覗くと本体背面のモニタがオフになる自動切替機能もきちんと完備している。
とにかく”RX100″シリーズは、「この軽くて小さなサイズでミラーレス一眼に迫る高画質」というのが最大のメリットであり、「コンデジにしては高価過ぎる」などという評価はまったく的外れ。
とはいえ、登場時の8万円代後半という実売価格はやはり抵抗があったのも間違いない。(*´~`*)
今ではようやく7万円台で買えるようになったし、購買意欲がかなり高まっていた時に 74,800円 という最安価格を目撃し、即座にオーダーしてしまったのである。まぁ「欲しい時が買い時」なわけで、2~3千円程度の差などどうでも良いのだが、やはり安く買えるに越した事はないので、ラッキーではあった。
“RX100M3″は今の自分にとって理想的なカメラであるが、「これ一台ですべてOK」というほどには写真撮影に関して純粋(単純ともいう)でなくなってしまったのが自分でもある。
例えば、超マクロと超望遠ズームが欲しい時は必ず来るはずだし、銘機”NEX-7″を処分するつもりはさらさらない。
といっても、現時点ではどちらも”Eマウント”にはラインナップされていないのだが・・・
それに、やはり”SEL24F18Z”と”SEL50F18″は絶品であり、勝負レンズなので”NEX”を手放すわけにはいかない。
おそらく”SEL1670Z”と”SEL20F28″は使用機会がなくなるので処分する事になるが、オークション相場では両者で軽く 8万円を超えそうなので、”M3″を買った事の負担感はない。首尾良く売却出来ればね。( ´ー`)
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