大阪市内の小企業で情報システムの管理をしている。もちろん、小企業なので専任ではない。いわゆる総務部門の一環としてである。
運用しているPCは、デスクトップ機が 30台、ノート型が 11台。そして、使用OSはすべて”Windows Xp”。(;`ー´)
“Xp”を使い続けるのが得策でない事くらい数年前から分かっちゃいたが、何しろカネがない。完全リニューアルには 1台当り安くても 5万円は必要だし、アップグレードするにしても、OS代金だけで 15,000円はかかるし、更にインストールに要する人的コストだけでも相当な負担増となるのが目に見えているのだ。
別にそんな問題は当社だけではなく、世の中のほとんどの中小企業はそうだったろう。
しかし、想定外に”セブン”への移行が進んだようで、ある調査によると“Xp”のままなのは 25%くらいらしい。
それが多いのか少ないのか。自分としては、「ホントかなぁ。そんなに進んでいるのかなぁ・・・」というのが実感である。
2014年末で”Xp”を使っているような状況では、”7″に切り替えるためには、おそらくPCそのものの更新が必要となるからだ。
今でも”Xp”をずっと使い続けているという事は、そのPCそのものが既に 5年あるいは10年も前のものであり、HDDの寿命ひとつとっても、今後 5年先10年先の運用に耐えられる可能性は極めて低くなる。
そもそも、中小企業では、一円の利益も生まない”OSの更新”に、躊躇なく承認印を押す経営幹部など少数派のはず。
・・・と勝手に推測する中で 25% などという数値は信じられないのだ。
などと弁解を並べてみても課題解決にはならない。そこで目をつけたのが”DELL Optiplex 780USF”。
現在の当社の主力機である”Optiplex 755SFF”よりも圧倒的に小さい。
“755SFF”同様に、工具なしでカンタンにカバーの着脱とパーツの交換が可能になっている。素晴らしい。
そして、これほど小さいのに、CPU・HDD・メモリにはデスクトップ規格のパーツを搭載しているのが最大のメリット。
基本性能は”755SFF”と変わらないか一ランク上なのに、一台あたり 12,000円程度の投資で済んだ。
そのマジックの種明かしは”中古品”だから。OSの価格よりも格安な負担で、筐体の小型化と性能向上を同時に実現出来たのだ。
しかし、その代償はきっちりと発生した。リース切れ中古の在庫品をまとめ買いしたため、”Windows Update”に途方も無い時間がかかる事態となったのだ。個体によっては丸一日近くかかり、ひどい例では二日がかりという事も珍しくなかった。(*´~`*)
“Xp”の時は、同一機種であれば、HDDのクローンコピーによってカンタンにリニューアルが出来ていたが、”7″ではそうは行かない。機種の個体とプロダクトキーが厳密に管理されているため、一台ずつ丹念に更新作業をするしかないのだ。
そんなわけで、社内システム向けのセットアップ作業等よりも、”Windows Update”の方に圧倒的に時間と手間を費やしているのであった。
しかも、これが一度きりで済まないのがまた困ったもんで・・・(;`ー´)
コメント
コメント一覧 (2件)
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私の知人で(某大手ハウスメーカーだったりする)
Windows95のFDを持って、東北を一カ月以上
OSのバージョンアップに行脚した人が居ます。(もちろん業務です)
まぁ、いろいろありますね。(時代が違うか?)
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一瞬、今の時代のハナシかと目が点になったけど。
さすがにそれはないわな。古き良き時代のエピソードやね。
いや、当事者にとってはそんなのが「良き」なはずはないよな。(;`ー´)