脈絡なく、新車試乗レポート。( ´ー`)
今回の主役は”アクティブツァラー”の二回目である。前回は「何の感銘もなし」と散々こき下ろした事もあり、少々気にしていた。
走りに関する不満の最大の原因はやはりエンジンにあったと認識している。そこで、今回は最新型クリーンディーゼル搭載の”218d”。
結果は大満足。体感的には倍以上のパワフルさを感じたし、非常に静かでスムーズな加速ぶりは”i3″を彷彿とさせるほど。
“320d”のような豪快でダイナミックな加速感という印象ではなく、マツダ車で感じたようなマイルドな上質さである。
特筆大書すべきは、”320d”で問題にしていた、アイドリングストップからの再始動時のセルモーター音と振動が殆どなく、まったく自然な挙動で、気を付けていないと分からないほど。ファミリー用途なのだからこのようなチューニングは当然とはいえ、文句なしに素晴らしい。
※引き合いに出した”320d”だが、2年前の体験である。最新型との比較ではないので悪しからず
定番のテストコースである「フラワーロード」。中速コーナーと長い直線を兼ね備えたアップダウンの連続するコース。試乗にはうってつけである。前回の”218i”でここに来る気はしなかったが、今回は存分に気持ち良い走りを楽しめた。”FF”がどうとかは関係なし!!(^◇^)
これほどエンジン性能が向上すると、コーナーリング性能までが同様に良くなった気がするのが不思議。実際、ちょっと活発に山道を駆け回ったくらいではタイヤが鳴くような気配が感じられなかった。”Fun to Drive”といえる、余裕で合格である。
唯一の課題は、停車中のアイドリング状態で相変わらずコロコロ音と微振動が解消されていない点。これも”320d”よりは更に改善されている事も間違いないが、気にならないというレベルまでは達していない。とはいえ、アイドリングストップが作動すれば完全に無音になるし、再始動が極めて自然に動作するので決定的な弱点とも言えなくなった。
前回とちょっと異なる部分は、このポケット。コンデジやスマホ程度なら楽に収納できる。以前のモデルではここがなぜかカバーされていて何も入れられなかった。日本からのクレームが多かったのだろうな・・・
そして、BMW車で最も不満だった点のひとつがついに改善された。エアコンのオンオフが専用のスイッチによって、ワンタッチで行える。それはフツーのクルマでは当たり前なのだが、BMW車では長らくこの当たり前の事が出来なかったのだ。
エアコンをオフにするには、風量調節ボタンを押し続けるという面倒な操作を強いられていた。BMWユーザーはエアコンオンで走行するのが当然という思想だったのか知らないが、ようやくこの当たり前の機能が手に入るのだ。
ただしそれは次の新車からとなるので、自分がその恩恵を得られるかどうか定かではない。(*´~`*)
パーキングブレーキは電気式。おぼろげな記憶では、解除するためにはいちいちスイッチを押してやらねばならなかった。
今回のモデルは、ロック状態からアクセルを踏みだすだけで自動解除するようになっていた。これも出来て当たり前ではあるのだが。
一応採点してみると、総合評価は”ゴルフ6″を100として、”218i”が85点。この”218d”は110点くらいとなる。つまり、めでたく次の愛車候補リストに入ったのである。おっと、忘れないうちに「平板なシートは減点対象」とメモしておこう。(;`ー´)
しかし、後席に陣取った妻子からは走行中に「乗り心地が悪い !! 何だかバタバタしてる !!」とクレームの嵐だった。前席は問題なく快適だったので、想定外のクレーム。自分で体験出来なかったので何とも言えないが、「これが次の愛車なんてペケ !!」とまでこき下ろされてしまったのでした・・・(*´~`*)
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