「お前は誰だ ? 」って・・・

今年もそれなりに足しげく映画館に出かけたが、何とすべて大ヒット作となった。
・・・てのは手前味噌。いちいち名前を挙げないが、大ヒット確実であろうという作品に惹かれて出かけただけ事や。( ´ー`)
例外は”シン・ゴジラ”だけだった。自分が観てから大ヒット作となった。高評価の記事を書いていたのが大当たり。鼻高々である。
大人のための極上娯楽作に仕上がっていて掛け値なしに面白かった。とにかく、製作者の勇断に素直に最敬礼である。
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さて。それらの中で、”シン・ゴジラ”同様誰も予想しなかっただろうモンスターヒットとなったのがこれ。東宝さん、スゴ過ぎです。
今ではおそらく知らない人はないだろうが、「君の名は」なんて、その題名だけをとれば、いかにも古めかしいし、実際に数十年前の大ヒット作をあえてタイトルだけ拝借したようなものだろう。あ、それと”すれ違い”もか・・・
青少年向けのアニメ作品と見くびっていて、自分ではまったく関心はなかったのだが、公開から二ヶ月以上も経って、未曾有の大ヒット作になりつつあるようだと分かり、愚息にもせがまれて渋々付き合うことにした。
さて、感想はというと、この宣伝スチール(古い表現かな・・・)が実際の作品と違うではないかという点。
そんなのどうでも良い事ではないかだって ? そりゃそうですが。(;`ー´)
愚息はいたく感動したようで、リピート希望となり、つい先日もお付き合いさせられてしまった。しかも、「また観たい」そうである。
まだまだ世慣れしていない純粋な精神には、とても良く響くオハナシのようだ。
自分としては・・・まったくダメだった。
精緻なCGが素晴らしい出来なのは良く理解出来る。アニメ丸出しの人物との対比も虚構を描くのに非常に効果的だと感じる。
でも、これってそんなに名作なのだろうか !? 目新しくもないタイムパラドックスが軸になっているが、特に感銘を受けなかった。
今どき、キスどころか手さえもつながないウルトラ純愛ドラマが受けたのか・・・って、それもちょっと違うだろうし。
などとイヤミを云ってみたところで、実に公開11週目にしていまだに洋画も含めた興収ランク一位なのだ。
現時点で既に歴代ベストテンに入ったらしい。ちなみに一位は”千と千尋の神隠し”。知ってた ?
とにかく、国産アニメ作品がジブリ以外で歴代上位に入るのはまさに快挙である。トップファイブに入るのは確実だろう。
実際、つい先日も劇場内はほぼ8分入りだった。しかも、新作でもまばらな入りが珍しくない、ローカルなシネコンでのハナシ。
それにしても、二度も観てもその良さを感じられない自分の感性に自信がなくなって来た・・・かな。( ;´・ω・`)

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