ブログでは、これまでカフェについて少なくない記事を書いているが、地元の店はおそらく一度も登場していない(はず)。
人口の少ない我が平群町ではあるが「へき地」というほどの水準ではなく、当然喫茶店も何件かは存在する。
近所が良いに決まってるし、別に地元を避けて来たわけではなく、入ってみたいと思わせる店がないだけなのですよ。(*´・ω・)
そして、たまには地元に貢献してみようではないかと殊勝な気分になった・・・わけではない。(;`ー´)
ある時、たまたま目にした”食べログ”で変わったカフェを見つけ、住所をみたら何とご近所だったって事が分かったわけ。
町外れにひっそりと、ではなく堂々とした建物である。地元の人なら「あぁ、あそこか !!」とすぐ分かるくらい。
町役場や公民館のある地域なので、もちろん以前から存在は知っていたのだが、これまでは入ってみる気がしなかっただけ。
たしかもともとは焼肉屋だったし、外観的にはそんな雰囲気のお店なのである。
※”カフェ”とか”喫茶店”とかテキトーに書いてるが法律的には明確に区別されているようだ
「さぁ、それでは行ってみよう。」とクルマで 3分ほどの「岡田屋」さんに出かけた。モーニングセットは本当にサービスで、無料のよう。
思い切って昔ながらの木格子とガラスの重い引き戸を開けてみると、誰もいないしら~っとした小空間。(。゚ω゚)
少し待ったが誰も出て来そうにないので、のれんをくぐると正装した店主と鉢合わせ状態となった。しかし相手は無言。(。゚ω゚)
「いらっしゃいませ。」も何もなし。 こちらからあいさつするハメになった。一気にテンションが下がるが、この店はそんなものなのだと上記のブログにも書かれていたので驚きも憤慨もしなかったが、それにしても、何やこの店は・・・? (。゚ω゚)
「好きなところに勝手にどうぞ。」という感じで通された客室に入るとこんな雰囲気。高級そうなテーブルやイスが置かれていて、全体的にクラシカルで重厚なあつらえで、好きな部類なのだが「あぁ、良い部屋だ。これは落ち着けそう。」とはまるで感じない。(´д`)
写真を良く見れば気付くはずだが、その理由は、家具が統一されていない事。それぞれのセットはかなりの高級家具なのに、まったく調和がとれてなくて見事にバラバラなのだ。置いただけのような配置もそう。その事がこれほどまで高級感を損ねるとは知らなかった・・・( ≧Д≦)
要するに、”家具の展示場”なのだ。おそらく店主の趣味で集めたものか、もしくはアウトレットでテキトーに数を確保したってところだろう。惜しいなあ。統一感さえあれば「英國屋」に近い雰囲気だし、かなりの点数をあげられるのだが・・・
かつて一番の好みだったコーヒーカップと同じブランドのシュガーポット。前述のような室内の雰囲気なので、同じブランドのコーヒーカップが出て来るとは思えなかったのだが・・・
「やっぱり・・・」(;`ー´)
いや、それは良くある事だし別に良いのだ。目の前に置かれたのはひと目で高級品と思えるカップだし。量もたっぷり。
一口飲んでみれば苦味のないあっさり系で、薄いといえば薄いが、悪くない。これ以下のカフェはわんさとあるのだ。
やや遅れて運ばれたトーストセット。ホットケーキも選べるのだが、甘党ではないしこれにした。
トーストは焼き立てでサクサクしてるし、ゆで卵もちゃんと暖かくて特に問題なし。静かで余裕のあるシックな空間に品の良いクラシック音楽がさり気なく流れていて、本来ならお気に入り店の仲間入りとなるはずなのだが。しかし、リピートは金輪際ない。
この店には致命的な欠陥が二点あり、それは プロ意識の欠如 これに尽きる。
まず、マスターにもホールスタッフにも「おもてなしの心」がまったく感じられないのだ。もう、これだけでもアウトだし。
後から入店してきた常連客には、それなりにお愛想をいっていたが、初めて来店した客に相対して「何か用か !?」と言わんばかりの対応は客商売としてありえないだろう。更に、後で分かったのだが広い客室が他にあり、そこは禁煙室らしいが何の説明もなかった。
もう一点は、待たせて平気な事。まず、着席してからペーパーおしぼり水入りグラスが出て来るまでが約 3分間。
そこからコーヒーが出て来るまでが実に25分間 !! そしてトーストセットが出て来るまで更に 4分間。※写真の撮影時刻で確認
この程度のモーニングセットを、 注文してから実に30分間 待たされたのだ。(*`Д´*)
ディナーならまだしも、たかが平凡なモーニングセットでこれはないぞ。何しろ、自分の他には一人も客がいなかったのだ。(*`Д´*)
口コミでそんな情報を目にしてはいたが、自分で体験して身にしみた。やはり異常である。この店は普通ではない。( ≧Д≦)
こんな調子なので「お待たせしました。」の一言など当然あるはずもなく、老後の趣味でやってるのかしらないがいくら何でも度が過ぎる。
要するに「商売」など考えていないのだと考えれば説明もつく。そんな事は気にしない地元の高齢者しか相手にしないってとこか。
せっかくのご近所だし、並ていどの対応なら間違いなく常連店のひとつになるのだが、惜しいなぁ。(*´・ω・)
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