二年前の初訪問以来、今では週に一度は通うお気に入り NO.1 のカフェとして君臨し続ける、奈良県広陵町の「四季珈琲」。
朝一の開店から休みなしに客が入り続け、一回転しようが二回転しようがほぼ満席状態が続いていた人気店だった。
ところが、ここ数ヶ月間は余裕が生まれたどころか、日によっては何度か貸し切りに近い状態が続いている。
メニューの内容や接客が劣化したわけではない。以前と何も変わっていないにもかかわらず、である。
自分的には、原因はこれ以外に考えられないのだが。たしか今年の夏の終わり頃からか・・・
“モーニングセット”が100円値上げされて600円になっている。※その他の値上げ幅は50円程度
店内を埋め尽くしていた客のほとんどが注文していた、この”モーニングセット”。今から考えてもこれで500円はいくら何でも安過ぎた。
この内容に、淹れたての美味いコーヒーがカップになみなみと入っていて、500円というのは大変な経営努力だとは感じていた。
それが、計算上は20%とはいえ、100円値上げしただけで一気に客足が遠のくとは・・・(*´・ω・)
充実のモーニングセットがワンコインというのは凄く魅力ではあったが、今の値段でもまったく高いとは思わない。
しかし、ワンコインで済んでいたのがたとえ100円でもアップになると抵抗が生じるのだろう。自分でさえ当初はそうだった。
もちろんそれが原因だと証明できる根拠はないのだが、他に理由が考えられない。
ボリューム満点のグリーンレタスにプチデザート。
ジャムとマーガリン、食前酢やゆで卵のサービスも変わらない。
適切に加熱され、不器用な自分にもラクラクとツルンと皮が剥けるゆで卵。
いつもきれいに磨き上げられている、”木目”ではなく本物の分厚い一枚板を三枚組み合わせたセンターテーブル。
もちろん観葉植物は本物だし床も壁も天井も、内装にはきっちりとコストがかけられていて、それが居心地の良さを生んでいる。
自分がモーニングカフェに求める要因を完璧に満たしている唯一の店が、この「四季珈琲」。
- 自宅からクルマで20分以内程度の距離で駐車場完備
- 完全分煙
- 年中無休で朝8時からの開店
- 水準以上の品質のコーヒーと、リーズナブルで充実したモーニングメニュー
- 安っぽくない、シックな外観と内装にゆったりした座席配置
- 広い(そして広過ぎない)店内で気兼ねなく長時間滞在できる雰囲気
- スロージャズがメインの上品なBGM (うるさいJ-POPやロック等は一切かからない)
- スタッフのマナー(しかも、ここは何故か若くて美人のウェイトレスが多い・・・)
まぁ、最後のカッコ内は蛇足だが。( ´ー`)
朝の客足が落ち込んだのは、メニューの値上げ以外に考えられないとした上での話だが、もちろん店側としては熟慮した上での措置だろうが、主力メニューを20%値上げしても客足が30%以上も落ち込んだのでは戦略失敗といわざるを得ない。材料の高騰など、値上げにはちゃんとした理由はあるだろうが、そうカンタンには客足は戻らないだろうから、ちと心配ではある。(*´・ω・)
ただし、今回だらだらと書いているのはあくまで”モーニングサービスタイム”の状況である。
ランチやアフタヌーンカフェでちゃんと稼げているのだろうから、余計なお世話なのだろうと思いたい。
とにかく末永く続いて欲しい「四季珈琲」さん。一生懸命通いますので、めげずに頑張って下さい。( ´ー`)
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