ブルーレイレコーダー選び / 騒音が理由で挫折
近未来的には役目を終えつつあるかもしれないブルーレイレコーダーだが、自分にとって少なくとも現在は必需品。
黎明(れいめい)期のHDDレコーダー時代から20年近くも使い続けたパナソニック製品(現在はDMR-BZT710とDMR-BRZ1000)をソニー製品に変える決意をしたのだがその計画は失敗に終わってしまった。
3日で新機種の使用を断念
理由は「ファン騒音」。レコーダーがうるさいからって何やそれ !? なのだが。
原因は電源オン時に常時動作する底面からの排気騒音である※パナソニック製品は背面ファンのみ
メーカーサポートのQ&Aにある対処をすべて行っても治らないので早めに見限ることにした。
しかもメーカーは問題を分かっていて、まさかのWebサイトで公開までしている事が購入後に判明した。
つまりはこれが「仕様」のようだ。しかし現機種はずっと騒音が出っぱなしなのだ。😣
基本構造がパソコンと同一とはいえこちらは純然たる一家に一台とか一人に一台が前提の家電製品。
日常生活で動作時の騒音が容認されるのは食洗機など調理器具のや掃除機など一部に限られるだろう。
特に今のドラム式洗濯機は洗濯開始直後を除き、脱水に至るまでほとんど無音に近いすごい性能なのだ。
AV機器であるブルーレイレコーダーが騒音を発して良い理由などひとつもないはず。
買い替えを決断した理由
パナソニック製品の基本性能や動作の安定性に何も不満はなかったが、リモコン・番組表・設定メニュー構成等の泥くさいデザインがずっと小さな不満としてストレスがたまっていたのだった。
ただしリモコン問題はすでに数年前から学習リモコンの活用で解決している。
パナソニックはユニバーサルデザインとやらで全般的にあか抜けないイメージ。
とくに、番組表では上部のムダなスペースのために一覧性が犠牲になっているのが不満。
ソニー製品はさすが期待通りのフルHDを生かした洗練されたハイセンスデザインで、そこは満足。※両社とも文字サイズ変更は可能
ただBDZ-BW1700は最廉価製品のためかチャンネル変更をはじめとして機能切替時のレスポンスが現用機よりも悪いのだが、何とか許容範囲ではある。
※あくまでもすべて個人の見解です
パナ機の使用歴ががあまりに長かったので、もそも「次はソニー」と決めていたため、現用機の故障を待たずに早めにリニューアルしたのがアダとなった。
ちなみに、ソニー製品のなかでBDZ-BW1700の選択理由は購入を検討し始めた時点から「価格コム」でずっと人気ランキング1位であった事。
問題点をまとめると
- BD書き込み時などの一時的な場合を除きパナソニック製品に騒音問題は存在しない
- ソニー製品の騒音問題は口コミ内にもいくつか上がっていたが回答含め参考になるような内容ではなかった
- ごく小さいレベルではあるが室内が静かなになるといやでも耳に入る「ウォーン」という不快な音質
- 同一室内では3メートル近く離れた場所で耳を澄まさずともはっきり耳に入ってくる
- とにかく電源オンである間じゅう本体から騒音が常時出ていて我慢の限界を超えた
- メーカーの見解として騒音問題を公表しているためクレーム返品も交換もできない
この動画の存在を事前に知っていたらソニーのこの製品は買わなかっただろう。
上位機種ならこんな問題はないのかもしれないが分からない。それこそ騒音だらけの店頭でも確かめようがない。
こんな不満を持つのは人一倍音に敏感だから、などという事はまったくない。
おそらく多くのユーザーと異なる条件としては、閑静な住宅地(いなか)での個室なのでエアコンが止まると無音に近い状態となるため、たとえ極小であろうが古いパソコンのように無神経なファン音は容認できないのだった。
こうなってしまっては、安定性や長寿命などユーザーに見えない部分で高品質を確保しているパナソニックの実力を讃えるしかないだろう。
とりあえず現用機DMR-BZT710であと何年使えるのか、別の楽しみが出来たとしておきます。