Linux(Ubuntu)にMySQLをインストールする
さて、今回のお題はMySQL(マイエスキューエル)。
説明不要の定番中の大定番ソフトウェアだが、カンタンに紹介すると本格的なRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)であるにもかかわらず何とフリーソフト(オープンソース)として提供されていて、長年にわたり多方面で利用されている。
身近な例では、このブログのベースとなっているWordPressも前ブログのFC2もMySQLが基盤である。
それではインストールしよう。結果からいうとウソのようにあっさり完了してしまった。※後述の問題点はあった
重要なソフトウェアのインストールには前準備としてOS全般のアップデートがあれば自動更新とする upadte コマンドを実行しておくのがお約束。
$ sudo apt update
毎日のように何かがアップデートされているようで、実行のたびに更新結果が表示される。自動更新の後で upgrade を要求される場合もあるが今回はなかった。お知らせがあれば $ sudo apt upgrade を実行。
それでは、いよいよMySQL一式のインストールである。
$ sudo apt-get install mysql-server
この操作後に追加で 16.4 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n]
y 入力で直ちにインストール開始される。実行中は次々にダウンロードとインストールリストが表示されるが、途中で何の確認もないので放置しておくといつの間にか完了していた。正常にインストールされたらしい。
カンタン過ぎて拍子抜け。「え ? root のパスワード設定もなかったけどそれでいいのか ? 」😅
Windowsのインストーラーでは親切過ぎてうっとおしいくらいの確認作業があったのだが、Linuxではインストール後の設定が自己責任になっているのかもしれない。ネット上のインストーラーをダウンロードしてインストールすれば親切な設定案内があるのかもしれないが、今は確認するヒマはない。
$ sudo mysql -u root
mysql >
最初にMySQLの root パスワード設定
端末から試してみると無事にプロンプトが表示された・・・が。
正常なログインになっていないようで何のコマンドも受け付けられないので exit して調査。
やはり root ユーザーのパスワード未設定が原因と判明した。再度 MySQLに入り、
mysql> update mysql.user set plugin = ‘mysql_native_password’ where user = ‘root’; パスワード設定準備
mysql> exit
$ sudo systemctl restart mysql MySQLを再起動
$ sudo mysql -u root
mysql> set password for ‘root’@’localhost’ = ‘任意のパスワード‘;
mysql> exit
$ sudo mysql -u root -p
Enter password: 設定した root のパスワードを入力
ようやくログイン出来ました。😊
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 173
Server version: 8.0.28-0ubuntu0.20.04.3 (Ubuntu)
Copyright (c) 2000, 2022, Oracle and/or its affiliates.
:
しっかり Oracle のコピーライトが表示されてる。
とりあえずはデータベースの一覧を表示してみよう。
mysql> show databases;
+——————–+
| Database |
+——————–+
| information_schema |
| mysql |
| performance_schema |
| sample |
| sys |
| test1 |
+——————–+
6 rows in set (0.00 sec)
mysql>
これでインストールは一件落着。
ところで、Webサイトにアクセスせずにいきなり端末画面からインストール出来てしまったのは、OS内臓のパッケージカタログがあるため。カタログに存在するかどうかは dpkg-query コマンドで確認できる。
MySQL で調べてみたら次のように表示された。
調べる方法はインストールの後で知ったのだったが、ご親切にもGUIツールのWorkbench まで入っていた。
それでは、以降の作業はWorkbench でサクッと済ませよう。
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